◆ 発達障害 求刑超え判決を破棄
裁判員は「障害」があるから隔離の意味を込めて重くして、裁判官は「障害」があるから軽くしたと。
「障害に対応できる受け皿が社会になく、再犯の恐れが強い。許される限り長期間、刑務所に収容することが社会秩序の維持につながる」
個人的には全く同意見なんやけど、この国は「罪刑法定主義」の国なわけで、障害があるからって事で罰を重くする事はできん。
「庶民感情」としてっちゅうか、個人的にはよう分かるんやけど、これを裁判官が裁くと…
「犯行の動機に障害が大きく影響しており、責任を軽くする事情ととらえるべきだ」
当然のようにこうなると。
まぁ、地裁っちゅうか、裁判員もこうなる事が分かってたんちゃうか?
で、それでもおかしいと思うから、問題提起をしたと。
「障害への無理解と偏見に基づく判決だ」
だの…
「受け皿はある。一審判決は障害者を差別し、平等原則を定めた憲法に反する」
って、綺麗事を言うのは簡単なんやけど、障害が原因でこんな犯罪を犯したって事は、障害がある限りその危険性は消えんわけで、「隔離」しといた方がええと思うのは自然な発想やろ。
クマを問答無用で射殺するのと何が違うん?
まぁ、裁判員の判決が罪刑法定主義から外れてるっちゅうのは、仰る通りで反論の余地もないんで、高裁のこの判決は「法治国家」としては正しいと思うけど、それは現状の「法律」から見たら正しいってだけ。
そういう「法律」がないなら、つくればええねん。
って、問題提起やと思うんで、国会議員は、これをしっかり受け止めて、こういう「庶民感情」があるって事を理解して、ちゃんと「法律」に反映させるように。
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