ぶんぐ瓦版吉祥寺強殺逃走少年を逮捕

◆ 吉祥寺強殺逃走少年を逮捕

自ら出頭したって事みたいやけど、「罪の意識」ってよりは、少年法もあるし、ここは出頭した方が得っちゅう計算尽くの出頭やろ。

出頭すりゃ、重くても7、8年で出てこれるっちゅう計算なんやろうけど、少年法の絡みでどうなるか分からんけど、「強盗殺人」には無期か死刑しか「罰」がないわけで、強盗殺人が認定されたらいくら18歳でも罰が軽くなる事はないやろな。

分からんけど…

となると争点は、「強盗殺人」なんか「強盗致死」かになると思うねんけど、「脅すより刺した方が簡単に取れると思った」みたいな事を言うとるんで、明らかに「殺意」がある。

これを「致死」って言うには、ちょっと無理があるやろ。

まぁ、裁判員裁判やし、「死刑」以外の判決はないやろな。

なので、検察はきっちり死刑を求刑するように。

それにしても、凶器の包丁も万引きしたものって報道もあったけど、「遊ぶｶﾈ欲しさ」でそっちの方向に行く発想が理解に苦しむ。

ちゅうか、日本の文化として「殺して奪う」っちゅう発想がどうにも…

例えば、空き巣に入って、見つかったからﾊﾞﾚるのを恐れて殺すとか、脅してるのに相手が従わんから、刺すってのは分かるんやけど、いきなり後から刺して、それでｶﾈを奪うって…

何なん？

しかも、22歳の子なんか取ったとこで、そんなに持ってないやろ。

何がどうなったらこうなるんか、さっぱり分からん。

何にしても、日本にもこういう事ができる生き物が発生したって事は非常に重大なんで、生い立ちから何から徹底的に調べて欲しいもんです。

個人的には、2/18の瓦版でも取り上げた抗議の自殺とも繋がってくるような気がする。

個人的に「自殺」と「他殺」は対象が違うだけで、根っこは一緒やと思う。

その根っこは、「命が軽く」なったっちゅうか、少子高齢化に核家族で「死」を身近に体験できんようになったっちゅうか…

「死」に対しての感覚がおかしくなり出してる兆候なんやと思う。

恐ろしいのは、小中高生の2割が「死んでも生き返る」って思ってる事な。

小学生に至っては、3割近いんやからなぁ。

まぁ、「輪廻転生」みたいもんやったら分からんでもないんやけど、何でそう思うか聞いたところ、「ﾃﾚﾋﾞや本で生き返る話を聞いた事がある」とか「ﾃﾚﾋﾞや映画で生き返ったのを見た」とか、ってのが理由なんで、「輪廻転生」とは違う。

何でこうなったんかさっぱり分からんのやけど、身近な「死」が遠くなって、更に家庭でも学校でも「命」について教える機会が減ってるんやろな。

「命の授業」なんかでも「残酷すぎる」だの何だのって批判があったけど、身近な死が遠くなってる上に、そういう「残酷」なもんを隠して、温室で育てた結果がこうなってるんとちゃうんやろか？と個人的には思う。

ｷﾚｲにし過ぎてｱﾚﾙｷﾞｰ体質になったりしてるように、あまりにも汚いもんとか、残酷なもんとかを近づけんようにすると、そういう事を知らずに育ってしまう。

そういう事を知らずに育った結果が、「死んでも生き返る」と思ってる子が2割になってるんとちゃうか？

「死んでも生き返る」と思ってりゃ、自分を殺すのも他人を殺すのも、そりゃ躊躇なくできるようになるわな。

この事件は、社会の在り方として、もっと「命」について教えろって言うてると思うんで、道徳とか倫理の前に「命」の事を教えるようにして欲しいもんです。

人間は「命」を食べて生きてるんやから、そこには必ず「死」がある。

ｽｰﾊﾟｰで切り身しか見てないとそういう事を考えへんけど、紛れもなくその切り身は生きてた。

そういう事を教えんと、こういう短絡的な殺人とか自殺が、どんどん増える気がする。

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