◆ 1人心細い「友人代行」の現場

「友人代行」ってあんた…

行きたい店があるけど、一人では心細い。誰かに話を聞いてほしい。でも、相手がいない。そんな人たちの心のすき間を埋めようと、「レンタルフレンド」と呼ばれるサービスが生まれている。

すき間埋まるか?

余計むなしくなるだけやと思うねんけど…

午前11時、東京・原宿の洋服店前。待ち合わせはいつもこの場所、この時間だ。待っていた女性を連れて秋葉原へ。

自分がプロレス好きと知った女性が店を探してくれ、一緒に覆面マスクやTシャツを見て回る。恥ずかしくて名前は呼べない。それでも、気づくと身の回りの心配事を口にしていた。

「母ちゃんが入院しちゃって」

「そうなんですか、心配ですね」

昼ご飯はカレー。店を巡り、最後に寄った美術館を出ると、どしゃ降りの雨だった。女性がぬれないように傘を傾けた。

午後7時、お別れの時間。財布から取り出した3万1千円を渡して帰路に就いた。


その3万1千円で母ちゃんに何か買っていってやれよ(笑)

ちゅうか、高い。

8時間で3万1千円って事は、1時間約4千円。

その辺のスナックで飲んだ方が何ぼかマシやと思うけど…

月1じゃアレやけど、週1ぐらい通えば、1回ぐらいタダでデートしてくれるで(笑)

ちゅうか、別れ際にカネ払うってのが、尚更むなし過ぎるわ。

せめて前金か銀行引き落としにしてやれよ。

それに、こんな事務的な会話で「友達」って言われてもなぁ。

それにしても、こんなのが「ビジネス」として成り立つほど孤独が蔓延してるって言うべきなんか、それとも「友達」ですらカネで借りれる時代になったと言うべきなんか…

どっちなんやろな。

ちゅうか、そもそも「無い物ねだり」するのが間違いの始まりやねんな。

無いもんは無いんやから、しゃあないやん。

その無い自分を受け入れろっちゅうの。

どうせカネ使うなら、英会話学校に行くなり、料理教室に行くなり、ジムに行くなり、そういうとこでカネ使って、ついでに「友達」とやらもつくりゃええがな。

そんな事務的な会話で満足なんやろ?

上辺だけの友達でええなら、何ぼでつくれるがな。

それこそ、週1で飲み行きゃ「飲み友達」ってのもできるし、お姉ちゃんも遊んでくれるで。

だいたい、きっかけが…

男性が同社に電話をかけたのは昨年春。交際相手から一昨年、別れ話を切り出された。あきらめきれず、繰り返し電話をかけ、家を訪ねた。警察からも注意を受けた。「このままじゃ捕まる」。悩んでいたころテレビで同社を知った。

怖いわ。

こんなんじゃ、レンタルでも犯罪犯すんちゃうか?

お金を払って相手をしてもらうことに最初は抵抗もあった。「でも、いろんな所に行って悩みを聞いてもらうと嫌なことを忘れられる。これでいいと思うようになった」。

何がこれでいいんかさっぱり分からん。

こういうのを「ビジネス」にする方も、利用する方も気持ち悪過ぎる。

ほんま、世も末ですな。

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