◆ 200年前の奴隷制度に賠償求める国々
奴隷制度が良いか悪いかは別にして、資本主義の発展と奴隷制度は密接な関係にある。
日本が鎖国してキリスト教を禁止してたのも、宣教師はキリスト教の布教をする為やなくて、主目的が奴隷売買やったからキリスト教が禁止されてたわけで、これがなかったら日本人も奴隷にされてたんやからな。
そうやって、奴隷に働かせて、上前をはねるのが「資本主義」の根源なわけで、その奴隷が「会社員」に変わったのが現代の姿。
「働かざる者食うべからず」ってのは、レーニンがそういう富裕層に向けた言葉なわけで(元は新約聖書から来てる)、これを実践して、「資本主義」に対抗する為にできたシステムが「社会主義」「共産主義」やねんな。
日本は、これを意図的に誤用して、「勤勉」ってのを強要して、自主的奴隷を生み出しとるけど…
なので、こういう事が表沙汰になると、資本主義の根幹が崩れる事になるんやけど…
グローバル化して、低賃金化してるし、ブラック企業なんかも問題になってきて、昔の奴隷制資本主義が顔を出してきたけど、「資本主義」ってのは結局はオーナー(所有者)の為にある制度なわけで、基本的にこういう形になる。
「基本的人権」ってのがあるから、人に対する所有権ってのが存在せんけど、結局物とカネで縛り付けてるから同じ事。
オーナー(所有者)のコストが増えただけ。
良いか悪いかは別にして、奴隷制度がなけりゃ資本主義の発展はなかったわけで、現代の裕福な姿は奴隷制度の上に成り立ってるし、形を変えた「奴隷制度」で資本主義を維持してるんやから、この根本を否定して謝罪し出すと、「資本主義」自体を見直さなあかんようになる。
カリブだけやなくて、アフリカにまで広がったら、ほんまに「資本主義」も終わりを告げるかもな。
資本主義に代わる新しいシステムが産まれるんか、それともこれを無視して資本主義を続けるんか…
個人的には、弱肉強食の資本主義大歓迎で、自力で食えんのなら自然の摂理従うのが当然やと思ってるんやけど、社会の安定の為には、そろそろ「働かなくても食べていい」ってのを模索する時期にきてるんかもしれんとも思う。
競争社会が激化するんか、働かない、働けないの者にも分け与える社会になるんか、それとも全く新しいシステムができるんか…
どっちになるにしろ、この訴訟は歴史の転換点になる気がする今日この頃です。
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