◆ 赤福前社長 外国人誘客に難色
何で、これが「外人差別」って事で全国ニュースになってるんか、さっぱり分からん。
ほんま、「人権」にうるさいヤツらって、面倒臭い頭の構造しとるのぉ。
だいたい、伊勢神宮は「観光地」っていうより、日本神道の総本山っちゅうか、「聖地」やからねぇ。
日本人は「無宗教」って言われるけど、初詣でにしろ、七五三にしろ、日常の教えにしろ、無意識に神道を信仰してる。
明確な「教義」はないけど、「森羅万象全てのものに神が宿り、全てのものに感謝して、互いを認め合う」って事を民族伝承として受け継がれて、日本人の無意識レベルで根付いてる。
なので、「日本人=日本神道の信者」って言うても過言やない。
そもそも、日本の象徴の天皇が日本神道の最高祭司者なんやから、信仰してる、してない関わらず、全ての日本人は日本神道の信者って事やろ。
その日本人の心の故郷が伊勢神宮なんやから、「信者」以外は来て欲しくないってのも当然っちゃ当然やわな。
まぁ、内宮は天照大御神なんで「日本人限定」って事もないと思うけど、外宮の豊受大神は、日本人の食を司る神。
「古事記伝」を書いた本居宣長が…
「たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の 恵み得てこそ」
っちゅう食前感謝(いただきます)の和歌と…
「朝宵に 物喰ふごとに 豊受の 神の恵みを 思へ世の人」
っちゅう食後感謝(ごちそうさま)の和歌を遺してるけど、ここに天照大御神と豊受大神が出てくる。
意味は、食前感謝が「食物が育つのは天照大御神の恵みのおかげ」で、食後感謝が「朝晩、ご飯を食べられるのは、豊受大神の恵みって事を忘れるな」。
本居宣長は江戸時代の人やけど、国学者で日本人の精神世界を古典や古代史から読み解いた人なわけで、本居宣長がそう言うてるって事は、有史以来こういう精神が日本人に根付いてた証。
日本人は、飯食う度に伊勢神宮に感謝してたんやな。
だから、庶民の旅行が禁じられてた江戸時代でも「お伊勢参り」だけは許された。
「伊勢神宮」ってのは、そういう場所やねん。
これを知ってたら、この発言で「外人差別」とはならんやろ。
これを「外人差別」って言う方がどうかしてる。
ちゅうか…
「外人は来てほしくない。いたらおかしいでしょ。来ないでくれとは言えないが、英語の表記をするような気遣いはしない」
この発言の何がいかんのやろねぇ。
エルサレムに「日本語の看板を用意しろ」って言うん?
こっちが、ヘブライ語か英語かアラビア語を覚えるべきなんとちゃうか?
私財を投じて、日本人をおもてなしする為につくった「おかげ横丁」なんやから、それでええがな。
何で、わざわざ全国ニュースにして…
浜田氏は毎日新聞の取材に、社長を務める関連会社を通じて「伊勢は日本人の心のふるさとで、日本の方々に喜んでもらう街をつくりたいという意味の発言だった。外国人への偏見ではない」とコメントした。
こういう訂正っちゅうか、補足コメントを出させる?
これを追求してる記者って伊勢神宮行った事ないんちゃうか?
古事記も日本書紀も読んだ事ないやろ。
そもそも伊勢神宮は「私幣禁断」っちゅうて、個人的な願いを祈ったらあかんとこ。
日本人が生かされてる事に感謝する場所やねん。
そんな事言われんでも、あの雰囲気が、個人的な願いをさせんけどな。
行った事がある人なら分かるはず。
何か、「パワースポット」とかいうて訳の分からん事を広めてから、日本人もおかしくなっとるけど…
よう分からん話になってきたけど、日本人なら日本の神様や神社の成り立ちぐらいは知っといて欲しいもんです。
日本神話(古事記)の続き書こうかな?
書いた当時は、読者数も結構な数やったんで、それなりに反響もあったんやけど…
それから、書こうと思いつつ、まとめるのが大変で、後回しにしてたら4年も経ってたわ(汗)
まぁ、上巻は書き切ったんで、個人的にはそれなりに達成感があったってのも続きを書いてない要因なんやけど…
それなりに需要があるようなら続きを書くのを「検討」してみたいと思います。
という事で、一度(もう一度)、日本神話を読んでみて下さい。
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