◆ 「母殺した」 長男を殺人容疑で逮捕

あまり珍しくもなくなったニートの親殺しやけど…

斎藤容疑者は「産んでもらって迷惑だ」という趣旨の話をしていて、北海道警は斎藤容疑者の身柄を札幌に移し、殺害の動機を捜査する方針です。

この動機には目を惹きつけられた。

「産んでもらって迷惑だ」か。

まぁ、生きる事は、「四苦八苦」の1つやからねぇ。

「四苦八苦」ってのは、元々仏教用語で根本的な苦を…

生・老・病・死

として4つの「思うようにならない事」を…

愛別離苦(あいべつりく)
愛する人と別れる事。

怨憎会苦(おんぞうえく)
怨み憎んでいる人に会う事。

求不得苦(ぐふとくく)
求める物が得られない事。

五蘊盛苦(ごうんじょうく)
五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならない事。


って定義してて、これで「四苦八苦」なんやけど、「死」以外は、全て生きてるから起こる事。

まぁ、「死」も死んでたら気にする必要もないんで、死の苦しみも生きてるからこそなんやけどな。

ようするに、「生きる事」っていうか「人生」ってのは「苦」そのものやねんな。

だから、生きる事は苦しい事やけど、死ねば「極楽浄土」に行けるって教える。

まぁ、極楽浄土は西方十万億土(昔は「兆」がなかったんで「万億」になってる)にあるらしいんで、生きて行こうと思えば行けん事もなさそうやけど…

この「十万億土」を真面目に計算した人がおるらしく、それによると「十万億土」っちゅうのは、「十万億の仏国土を通り過ぎた距離」って事なんで、「一仏国土」が「三千世界(三千大千世界)」なんで、「一世界」は「八万四千由旬」の5倍に相当するんで「由旬」を8kmとすると…

8km×8万4千×5=336万km

何のこっちゃさっぱり分からんけど、とりあえず「一世界」は336万kmになるらしい。

で、「三千世界(三千大千世界)」は、一世界を千の3乗個隙間なく詰め込んだもんなんで、三千世界の1辺(縦、横、高さのうちの1辺)の長さは…

336万km×1000=33.6億km

になると。

で、十万億土なんで、これを十万億倍(十兆倍)すると…

33.6km×10兆=336垓km

1光年が 9兆4607億3047万2580.8km(9460兆7304億7258万800m)なんで、これを約10兆kmとすると、垓は兆の1億倍なんで336垓kmは…

33.6億光年

現代科学ではとても生きてるうちに辿り着けません(笑)

と、話が脱線したんで元に戻すと、ようするに、生きる事は「苦」そのもので、それから逃れるには死ぬ以外にない。

と、それを言ってしまうと元も子もないんで、「四諦」って考えができる。

四つの「諦」ってのは、読んで字の如く四つの諦める事柄。

苦諦
苦を仕方ないと諦める。

集諦
苦の原因を知って諦める。

滅諦
苦の滅を諦める。

道諦
苦の滅を実現する道を諦める。


ようするに、「苦しい」ちゅうてゴチャゴチャ言うても苦しみは去らんのやから、それを受け入れろって事ですな。

まぁ、釈迦はそれを受け入れた上で「すべきこと」も説いてるけど、長くなるんでまたの機会にするとして、この「あるがままを受け入れる」っていう「四諦」が「色即是空」につながる。

「色即是空」と言えば「般若心経」なんやけど、般若心経には、そういう楽に生きる、平穏に生きる、幸せに生きるヒントが書かれてるねんな。

なので、生きる事が苦しくなったら般若心経を読めば良いって事。

般若心経が理解できんでも…

「掲諦掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦 菩提薩婆訶」

※「ギャーテイギャーティ ハラギャーティ ハラソウギャーティ ボージーソワカ」

っちゅう呪文を唱えるだけでも楽になれるって般若心経にも書いてあるんで、これだけは覚えておきましょう。

まぁ、現代人にとっちゃ般若心経自体が呪文みたいなもんなんで、全部唱えてりゃ間違いないけどな。

般若心経を理解したい人は…

般若心経の現代語訳が素晴らし過ぎた件

この動画におもろい意訳が紹介されてるんで、これを見て下さい。

最近は…

【PV】般若心経ロック

こういうのもあるし、般若心経にも気軽に触れられるやろ。

ちゃんとしたもんを聞きたいなら…

般若心経

コチラをどうぞ。

何とも取り留めのない話になってもうたけど、この世知辛い世の中、この事件のように親を殺さんにしても「産んでもらって迷惑だ」とか「産まれてこなければ良かった」とかって思う事は多々あると思う。

そんな時は、こういう考え方もあるって事を知ってて欲しい。

色んな事に挫折して、落ち込んでると何も考えられんようになって、視野が狭くなるけど、こういう考え方を知って、色んな苦悩を受け入れて、「それでも良いんや」と気づいて下さい。

そうすれば、幅広い視野で物事を捉えられるようになって、違う道も探せるようになる。

とにかく、一度きりの人生なんやから楽しく生きて欲しいもんですな。

仏教者でも何でもないけど、むしろ無宗教者なんやけど、楽に生きる道標に「般若心経」を強く推薦します。

本来、こういう事を教えて、大衆を導く(救う)のが坊主の役目やのに、今の日本の仏教界は「観光仏教」と「葬式仏教」しかないからなぁ。

ほんま、残念です。

まぁ、「草食男子」をもじって「僧職男子」だの「美坊主」だのって言葉も出てきたり、坊主バー、坊主カフェなんかもできたりして、若い坊主が、こういう事に気軽に触れられるような活動を始めてるのがせめてもの救いですな。

仏教にもキリスト教にも、より良く生きる為のヒントが色々書かれてるんで、入信するとかやなくて、もっと気軽に触れて欲しい今日この頃です。

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22世紀の般若心経―読むと心がふわっと軽くなる


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