◆ 「赤ちゃん製造工場」から少女16人救出
度々、こういう事がニュースになるナイジェリアやけど、これと「代理母」ってのは何が違うんやろな。
ナイジェリアの警察当局は、南部イモ(Imo)州の州都オウェリ(Owerri)の住宅を家宅捜索し、妊娠した14歳〜19歳の少女16人を救出したと発表した。警察では、少女たちは新生児の売買を目的に妊娠させられたとみている。
新生児を売るのか、カネを貰って妊娠するかの違いだけで、やってる事は根本的に同じ。
インドでは代理母ビジネスが年間20億ドル(約1800億円)の巨大産業になってる。
違いと言えば…
出産後に赤ちゃんを売り渡せば10万ナイラ(約6万4000円)を支払うと言われたと証言しているという。
に対して、インドでは8000ドル(約80万円)っちゅう金額的な事と…
逮捕された男は赤ちゃんの居場所は知らないと供述しており、呪術用に売り飛ばされた可能性が高いという。
呪術用ってあんた…
未だに、この手のシャーマニズムでの需要が結構あるんやってな。
これ以外では違法な養子縁組とか、労働力、売春に使われる子供を量産する為だけにエッチをさせられてる。
自ら望んで他人の受精卵を胎内に入れるのと、望んでないのに無理矢理エッチをさせられて妊娠させられるってのは、大きな違いやけど、個人的には同じに見えてしゃあない。
インドでは年間20億ドルのビジネスになってるってのを見ても、カネ持ちが貧乏人を利用して、自分のエゴを叶えてるってのは明らか。
代理母に賛成してる人ってのは、この赤ちゃん製造工場とかインドでの状況をどう思ってるんやろ?
カネ持ちは「子供が欲しい」、貧乏人は「カネが欲しい」。
お互いWin-Winって言われりゃ、そうなんかもしれんけど、突き詰めれば闇社会のビジネスになって、代理母をやらせる為に少女が売られたり、誘拐されたりする温床になるのは、考えりゃ誰にでも分かる事。
自分の遺伝子を継ぐ子供ができりゃ、そんな事はどうでもええ?
まぁ、人間はそれだけ業の深い生き物なんやけど、人間だけが唯一「未来を考える事ができる」生き物でもある。
平和で貧富の差の少ない日本に住んでると、こういう事ってなかなか想像できんけど、「代理母」に賛成するにしても、反対するにしても、人間はこういう事もできる生き物ってのを知ってから考えて欲しいもんです。
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