◆ やっと父に 喜ぶ性別変更男性
性同一性障害って常人にはﾋﾟﾝとこん話やし、どうにも、ただ「男になりたい」「女になりたい」って思ってる人とか、思い込みが強い人が作り上げた「病気」にしか思えんのやけど…
まぁ、当人は、どうであれ「苦痛」なんやろうけど、法的に「性別変更」を認めるから、こんなややこしい話になるねんな。
最高裁第３小法廷は１、２審の判断を覆し、「妻が婚姻中に妊娠した子は夫の子と推定するとした民法の規定が適用される」として父子関係を認めた。
民法第772条っちゅうDNA鑑定もなかった100年前につくった法律をいつまでも残してるから、こんなややこしい事になる。
民法第772条
第1項:妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。
第2項:婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。
こんなのをいつまでも残してるから、離婚調停が長引いて、妊娠して「無戸籍児」っちゅうのができたりしてるねんな。
そりゃ、法律にこう書いてるんやから、性別変更が認められてりゃ、第1項に従って「父親」と認定せんのは違法って判断になるわな。
性別変更なんか認めるなら、それに合わせて他の法律も変えな。
ちゅうか、これで「実子」と認めるんやったら、自分らの遺伝子を受け継いだ受精卵を代理母で出産したのも「実子」として認めてやれよ。
どうしても「妻が婚姻中に懐胎した子」やないとあかんの？
じゃ、妻が浮気して婚姻中に懐胎したらどうなる？
DNA鑑定で自分の子じゃないって認められても、こういう科学的に実子やないのが明らかやのに「法律がそうなってるから」って実子として認めたら、それも認めなあかんようになるやん。
しかもやで、民法にゃ…
民法787条
子、その直系卑属又はこれらの者の法定代理人は、認知の訴えを提起することができる。ただし、父又は母の死亡の日から三年を経過したときは、この限りでない。
こんな法律もあるわけで、仮にこの性転換した旦那が死んで、生活苦になった時に養育費欲しさに「認知しろ」なんちゅう裁判起こしたらどうする？
最初から詐欺るﾔﾂとかも出るかもしれんし、その時に精子提供者を守る法律ってないやん。
性同一性障害っちゅう科学的根拠の薄い「病気」の為に、こういう事を認めて、法体系がおかしくなるってどうなん？
性同一性障害なんかになった事がないんで、その「苦痛」は理解できんけど、病気やないにしても、ｵｶﾏもｵﾅﾍﾞもようけ見てきたんで、「女になりたい」「男になりたい」って人がようけおるのは知ってるんで、理解はできんけど納得はする。
ただ、やっぱり、ﾏｲﾉﾘﾃｨはﾏｲﾉﾘﾃｨとして生きてくれんと、無理矢理社会に合わせると社会全体がおかしくなる。
これを認めると、ｵｲﾗが思いつくだけでこれだけの「矛盾」が出てくるんやで。
法律の専門家ならもっと思いつくやろうし、悪い事を考えるﾔﾂもようけおるやろ。
ﾏｲﾉﾘﾃｨの権利を認めて、社会全体がおかしくなるってどう考えてもおかしいやろ。
性同一性障害に限らず、ﾌﾗﾝｽやらｲｷﾞﾘｽなんかは、移民っちゅうﾏｲﾉﾘﾃｨの権利を認めておかしくなっとるし、「法律」ってのは社会の多数派が納得できるようにつくっとるんやから、少数派を認めるとおかしくなるのは当然やねん。
認めるんやったら、時間をかけて、色んな弊害を1つ1つ潰して、多数派が「それならええんちゃう」ってならんとあかんやろ。
今の日本にこの判決は早急過ぎる。
だいたい「養子」っちゅう制度があるんやから、「実子」にこだわらんでもええがな。
まぁ、科学、医学の進歩に法律が追いついてないってのが一番の問題なんやけどな。
という事で、明治時代につくった法律がまだｺﾞﾛｺﾞﾛあるんで、居眠りしてる暇があるなら、とっととそういうのを見直して下さいな。
特に「刑法39条」は1日も早く廃止して欲しい。
ほんま、この国の政治家は「仕事」せんな。
政治家のお仕事は、法律をつくるって事を忘れずに。
何にしても、最終的に「政治家が悪い」って話に落ち着いたけど、「不妊治療」っちゅうのが注目されて、科学、医学が進歩して、色んな方法で子供を産む事ができるようになったんで、こういう特殊な夫婦に限らず、普通の夫婦でも「嫡出子」でのﾄﾗﾌﾞﾙは増えてくる
法律を変えるには、まず一般大衆が興味を持たんと始まらん。
法律を変えるお仕事をする人らは、「選挙」で有利か不利かしか考えとらんからな。
という事で、認めるにしろ、認めんにしろ、もっと国民的な議論をして欲しいもんですな。
詳細記事&ｺﾒﾝﾄ投稿
性同一性障害って何?―一人一人の性のありようを大切にするために
前の記事
次の記事
TOPに戻る
ぶんぐ占い
心理ﾃｽﾄ
