◆ 小2男児が変死 殺人で捜査
この記事だけ読むと…
大分市消防局の救急隊員が男性の自宅に駆け付けたところ、長男で小学2年の岡田昂輝(こうき)君(7)が心肺停止の状態で見つかった。昂輝君は病院に搬送されたが、死亡が確認された。大分県警大分中央署は、現場の状況などから殺害された疑いがあるとして、捜査を始めた。
「現場の状況」ってのがよう分からんけど、「殺人」を思わせる何かがあったんやろうから、捜査するのも当然やわなと思ったんやけど、毎日新聞によると…
<殺人か?>大分で小2男児死亡
同署によると、岡田さんは妻と高校生の長女、昂輝君、次男の5人家族。異常に気付いた岡田さんが、昂輝君が血を流しているのを見つけ、119番した。ただ、血は今月の交通事故で口を切り、縫合した部分から出たとみられる。外部から侵入した形跡はないという。
この「ただ…」以降の話って毎日以外どこも書いとらんのやけど、何でなんやろな。
外部から侵入した形跡がないのに「殺人」って事は、犯人は家族内におるわけで、「虐待死」を疑ってるって事なんやろうけど…
今月のいつ事故にあったんかが分からんので何とも言えんけど、頭を打ってたら「ルシッドインターバル(意識清明期)」ってもんがあるわけで、硬膜下血腫、硬膜外血腫、脳挫傷ってのを最初に疑うべきなんやないの?
まぁ、病院以外で人が死ぬと、まず「殺人」を疑うのは警察の習性やからなぁ。
オイラの婆ちゃんが死んだ時も、えらい長い時間親戚が事情聴取されてたもん。
司法解剖したらすぐ分かると思うんやけど、日本は司法解剖できる法医学者も少なけりゃ、施設も少ないからなぁ。
解剖するまでに時間がかかるんやろな。
どこぞの相撲部屋で力士が死んだ時なんかは、司法解剖もせず「事故死」で処理しよったから、それに比べりゃ、こっちの方がはるかにええわな。
ネット上じゃ「殺人で捜査」って事に批判的な意見が多いし、個人的にも出てる記事だけを読むとそんな気もするけど、こういうケースで捜査するってのは、「可能性」を考えりゃ当然なんで、全面的に支持します。
警察は疑うのが仕事なんやしな。
ただ、「殺人で捜査」ってこれだけ全国的に報道されりゃ、近所の人間が妙な噂話をするのが目に見えてるんで、結果が殺人やなかったらその後のフォローもちゃんとして下さいって事で。
何にしても、刑事ドラマなんか見るとすぐにでも司法解剖してるイメージやけど、日本は不審な遺体の1割しか司法解剖してない。
死亡者全体で見たらわずかに2%しか解剖してない。
ちなみに欧米は死亡者の全体の20〜30%を解剖してる。
「してない」っちゅうか「できない」ってのが現実のようなんで、「人の死」に関する事なんやから、この辺はもうちょっと整備せんとあかんと思う。
「事件」やないにしても、交通事故で時間が経ってから死亡するケースがあるけど、解剖せんかったばっかりに、「事故死」やなくて「病死」になって、保険金が下りんってケースもようけある。
死因を究明せん事で、警察が捜査せんでも良くなって、仕事を減らせるし、「事件」を減らせるから「検挙率」を下げんでもよくなる。
司法解剖せんのは、そっちに原因があるような気がしてならんので、「Ai(死亡時画像診断)」ってのもあるんやから、もうちょっと「死因」ってのを追求するようにして欲しいもんですな。
って書いてたら…
小2長男を自宅で殺害、パート従業員の母を逮捕
殺人やとしたら家族以外にあり得んとは思ったけど、こういう結果か。
ちゅうか、今頃になって…
昂輝君の口には血が付着し、首には絞められたような痕があったという。
そんな風に書くなっちゅうの。
その口の血は交通事故での傷で、遺体には目立った外傷はないって話やったやん。
最初からそう書いてたら、全面的に「殺人」を疑ってたっちゅうの。
ちゅうか、最初から分かっててにごして書いてたな。これ。
どうも、母親は精神疾患があるっぽいし、全部分かってたけど、何かあると責任取らなあかんから、第一報はにごして書いたと。
それなら、妙な憶測を呼ぶような書き方せんと、逮捕されてから書いたらええがな。
横並びでにごして、毎日新聞なんかわざわざ「今月交通事故にあった」なんっちゅう事まで持ち出してミスリードしとるし…
あやうく、ネット上の意見に流されて、いつもの警察叩きをするとこやった(汗)
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