◆ 想定外の値 被ばく線量非公表
帰還させる予定で調査したら、思ったより線量が高かったんで公表を見送りましたよって…
関係省庁の担当者のほか、有識者や福島の地元関係者らが参加する原子力規制委員会の「帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム」が昨年9〜11月に開いた会合で調査結果を公表し、被ばく線量の低さを強調する方針だった。
しかし、特に大半が1ミリシーベルト台になると想定していた川内村の推計値が2.6〜6.6ミリシーベルトと高かったため、関係者間で「インパクトが大きい」「自治体への十分な説明が必要」などの意見が交わされ、検討チームでの公表を見送ったという。
これは酷い。
ちゅうか、どこの中国やねん。
まぁ、測定値を改竄したわけやないんで、まだ良いのか悪いのか議論の余地はあるけど、それにしても帰還ありきで報告書作ろうとして、思ったより高いから公表をやめるってどんな体質やねん。
支援チームの田村厚雄・担当参事官は、検討チームで公表するための文書を作成したことや、推計をやり直したことを認めた上で、「推計値が高かったから公表しなかったのではなく、生活パターンの条件が実態に合っているか精査が必要だったからだ」と調査結果隠しを否定している。
って言うとるけど…
これに対し、独協医科大の木村真三准教授(放射線衛生学)は「屋外8時間・屋内16時間の条件は一般的なもので、それを変えること自体がおかしい。自分たちの都合に合わせた数字いじりとしか思えない」と指摘する。
要するに、「数字合わせ」をする為の時間稼ぎって事ですな。
3/19の瓦版でも…
◆ 母親 シッターと料金トラブル
この国の官僚は、有史以来「数字合わせ」が得意で、それしか考えられへんって事を書いたけど、これもまさにそれ。
数字さえ合えば、人がどうなろうが関係ないねん。
だから、「規制値」だの何だの「数字」にこだわる。
数字さえ守ってりゃ、「責任」も取らんでええからな。
年金にしろ税金にしろ、数字を合わせる事は考えるけど、その後が考えられへん。
だから、妙な箱物をつくったり、無駄遣いが増える。
本来なら、政治家が明確なビジョンを持って、そのビジョンに合う「数字」を官僚がはじき出して、国家運営せなあかんのやけど、この国は、先に「数字合わせ」があって、それに従って政治家が「法律」をつくる。
要するに、ちゃんとした「政治家」がおらんから、「数字合わせ」しかできん官僚しかおらんようになるねんな。
まぁ、有史以来の伝統やからしゃあないけど…
何にしても、「数字」しか見んから、こういう酷い事が平気でできるし、先の大戦でも大量の餓死者を出したし、無謀な戦争にも突入できた。
「数字あわせ」の能力は大いに評価するけど、その能力に従う政治家やなくて、その能力を使いこなす政治家が現れるのを心の底から望みます。
詳細記事&コメント投稿
官僚の責任
前の記事
次の記事
TOPに戻る
ぶんぐ占い
心理テスト