◆ 担任が息子の入学式へ 異例の注意
個人的には、高校の入学式に親が行くってのがよう分からんのやけど、今や「入社式」ですら親が行く時代やからねぇ。
個人的には、よう分からんけど…
新入生の保護者らは「今の教員は教え子より息子の入学式が大切なのか」と困惑している。
どっちか選べって言われたら、そりゃ我が子やろ。
何が問題なんかさっぱり分からん。
ちゅうか、「ﾆｭｰｽ」になるような話なんかね。
関根郁夫県教育長は11日に開いた県立高校の校長会で「担任がいないことに気付いた新入生や保護者から心配、不安の声が上がった」と、この事実を報告した上で「生徒が安心して高校生活をスタートできる体制づくりと心配りに努めてほしい」と異例の“注意”を促した。
何を「心配」する事があって、何に「不安」を感じるねん。
「先生のお子さんも入学式なんですか」で終わる話やろ。
むしろ、同い年の子供がおる担任って事で、親として「安心」するとことちゃうんか？
来賓として入学式に出席した江野幸一県議（刷新の会）は「担任の自覚、教師の倫理観が欠如している。欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか。校長の管理責任も問われる」と憤慨。
「教師の倫理観」ってなぁ(笑)
入学式ごときがそんなたいそうなもんかね。
ちゅうか、逆にそんなたいそうなもんなら、我が子の一生に一度の入学式を優先させるのは当然やん。
何を言うとんのやら。
だいたい、入学式に担任がおらんからって、何か不都合でもあんのか？
だいたい1年のうち1日や2日、いやもっとか。
担任がおらん事なんかあるやろ。
それがたまたま初日やっただけの事。
こんなのいちいち問題にされたら、教師は休む事なんかできんがな。
しかも…
女性教諭は「入学式という大切な日に担任として皆さんに会うことができないことをおわびします」という文章を事前に作成し、当日、別の教諭が生徒らに配ったという。
こうやって生徒に詫びとんのに、「新入生の気持ちを考えないのか」ってなぁ。
それて、新入生ってのは、「その程度の事も許されへん心の狭いﾔﾂ」って言うとんのと一緒やで。
新入生を馬鹿にしとんのか？(笑)
更に…
県教育局は「教員としての優先順位を考え行動するよう指導する」としている。
おいおい。
教員は我が子の晴れの姿を見たらあかんのかいな。
まぁ、個人的には、高校の入学式に親はいらんと思うけど、それでも行きたい親は行けばええと思うし、そういう気持ちも分からんでもない。
ちゅうか、これが我が子の入学式やから叩きやすいんやろうけど、我が子が病気の場合もあるやろうし、葬式の場合もあるかもしれん。
それでも、「教員としての優先順位」とやらを考えなあかんのか？
それとも、「事情が事情だからその場合は…」って言うんか？
どっちにしたって、生徒から見たら、担任が休みな事には変わりないがな。
我が子の入学式がﾀﾞﾒなら、我が子の葬式もﾀﾞﾒやないと理屈が通らんで。
「入学式は行かんでも良いけど、葬式は行かんわけにいかんから…」とでも言うか？
となると、「入学式」なんてのは、その程度のもんって事で、話が振り出しに戻りますなぁ(笑)
色々、どうでもいい反論が出てきそうやけど、「教員としての優先順位」とやらを押しつけるって事は、そこまで強制するって事を意味しとるんやで。
「教員のﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄは一切認めない」って言うとるねん。
その事を分かって言うとるんやろな。
その事を分かって、そこまで求めるってのなら、教育局とやらの話も筋が通ってるんで、それはそれで一理あると思うけど、そうなると、そこまで犠牲にして「教員になりたい」って思う人がどれだけおるんやろね。
これを聞いて、「辞めたい」って思う人も出るかもしれん。
それでもええの？
「埼玉県で教員にはなりたくない」って人も増えるかもしれん。
それでもええの？
「教師像」ってのを過度に神聖視して、「こうじゃないとﾀﾞﾒ」って事を強制したあげく、「優秀な人材」が集まらんようになったら、それこそ本末転倒やと思うんやけど…
何にしても、教師も教師である前に1人の人間で1人の親やねん。
仮にこういう事で「心配」やら「不安」やらがあるんやとしたら、教師にﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄを犠牲にさせるんやなくて、こういう事に対する「寛容さ」を教えるのが「教育」ってもん。
「大衆迎合」っちゅうか、保護者や生徒の空気を読んで、そっち方面を支持するような事をするんやなくて、何が本当に正しいのかって事を考えて、導いてやって下さい。
とにかく、こういう細かい事にめくじらを立てる人間を育てるんやなくて、もっと大きく育てるようにして欲しいもんです。
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