◆ 「残業代ゼロ」一般社員も


ライン作業みたいな「かかった時間=成果」みたいな仕事なら「残業」ってのも分かるんやけど、基本的に「残業」なんてもんがあるのがおかしいねんな。

そいつの能力不足か、会社側の仕事量の設定が間違ってる以外にあり得ん。

ちゅうか、サラリーマン時代にいつもおかしいと思ってたのが、「残業するヤツがえらい」って風潮な。

残業するヤツってのは、基本、勤務時間にサボって、さも、ようけ仕事をしてるふりして、残業代をせしめてるヤツやのに、「残業せんのは悪い」ってのが「常識」ってのには、ほんまイライラしてたわ。

残業してるヤツの方が会社に迷惑かけてるっちゅうの。

まぁ、判断材料が「タイムカード」しかないから、勤務時間もちゃんと仕事してるって前提で、「仕事してる時間が多い」って判断されるんやけど、仕事してる時間が多いからって、仕事量が多いとは限らん。

ほんま、「残業」と聞くと嫌な思い出しかないわ。

突然、納期が変わったとか、トラブルが起きたとか以外で残業ってもんをした事がないから、「あいつは残業をせん」っちゅうて白い目で見られてたけど、「お前らが仕事が遅いんじゃ」っていつも思ってた。

そのおかげで、「サラリーマン」を辞める事になるんやけど…

そもそも、「勤務時間」ってのがあるのがおかしいねんな。

だから、サラリーマンってのは、「どれだけ仕事をしたか」やなくて、「何時間会社にいたか」を重要視する。

なので、この「残業代ゼロ」ってのは、「時間から時間まで会社にいれば良い」って意識を変えさせて、生産性を上げるのにはええ方法やと思う。

ちゅうか、この際、諸悪の根源の「タイムカード」もなくした方が良いと思う。

それで「サラリー(給与)」ってもんをなくして、完全歩合制にする。

ライン作業とか事務仕事とかは別途考えるとして…

そうなると、仕事のできんヤツは、収入が一切入ってこんようになるんで、そういうのをなくす為にベーシックインカムを導入する。

そうなると、「食う為に働く」って事がなくなるんで、労働に対する自由度が上がる。

そうなると、働きたい時、働ける時だけ働いて、家の事とか自分の時間を優先できるようになる。

今のような「時間(命)」を売って、その対価を貰うような働き方より、こっちの方がずっとええと思うねんけどなぁ。

何か「働かざる者食うべからず」を間違えて教えられてるから、日本人は働く事がええ事のように思ってるけど、本来この「働かざる者食うべからず」は、貴族に向けて言うた事。

奴隷を働かせて、何もせん貴族を悪く言うた事やのに、明治政府がわざと違う方向で日本国民を洗脳してんな。

だいたい、江戸時代なんかは、雨が降ったら仕事を休むとか、暑いから仕事を休むとか、当たり前のようにあったわけで、「日本人」ってのは、本来、「仕事」に対して自由な民族(農民は除く)やってん。

「勤勉な日本人」って価値観は、明治以降の「富国強兵政策」を導入した時に洗脳しただけの事。

何にしても、「残業代ゼロ」は、賃下げの理由になったり、長時間労働強要の理由にもされそうなんで、賛否両論あるとは思うんけど、これが良いか悪いかは別にして、そろそろ、日本人は、「働き方」ってのを考え直した方がいいと思う。

とにかく、時間を縛られる奴隷のような生き方から脱却する事を模索して欲しいもんですな。

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働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」


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