◆ 小中のスマホ制限 賛否割れる
猿は1回覚えると死ぬまでやるからねぇ。
1回持たせたら、親が何を言うても、隠れてやるんとちゃう?
群馬県の大沢正明知事は「使用時間が1日5、6時間という子供もおり異常だ。学校だけの問題ではない。家庭と連携したい」とし、茨城県の橋本昌知事も「(刈谷市の)成果が表れれば市町村教委と一緒に弊害防止に努める」と前向きにとらえる。
親が言うて聞かんのなら、行政が介入と。
そこまでやらなあかんのなら、持たせんかったらええやん。
だいたい、小中学生が何にそんなに連絡する必要があんの?
まぁ、オイラがガキの頃には、そういうもんがなかったんで、うらやましいとは思うけど…
何が、うらやましいって、個人に直接連絡できるって事ほど有り難いもんはない。
オイラがガキの頃は、電話しようにも一家に一台なわけで、必ず「親」っちゅう関門があった。
父親が出た日にゃ、もう…
かけるのも大変やったけど、かかってきたらかかってきたで、家族が聞き耳立てとるし…
こういうのがないってのは、ほんまうらやましいわ(笑)
ただ、ガキの頃は、やっぱり、こういう「苦労」って味合わせてやった方がええと思うな。
これが当たり前やと、これの有り難みってのが分からんやん。
そんだけ大変やから、思いがつのるって事もあるわけで、ええ経験やと思うけどなぁ。
それに、スマホは「連絡ツール」としてだけやなくて、「情報収集ツール」としてもなるわけで、ガキが知らんでも良い、知らん方が良い情報まで入手できるようになる。
ガキは、良い事は教えなせんけど、悪い事は教えんでもするもの。
ガキに夜遊びを禁止するのも、いらん事を覚えささん為なわけで、自分で善悪の判断ができるようになるまでは、色んな情報に触れさせるのは、やっぱり危険やで。
実際、それなりに事件も増えてるんやし。
新潟県の泉田裕彦知事も「夜間における塾帰りの安全確保から、行政側が一律に制限を課すのはどうか」と指摘する。
スマホがあるからって、防犯にはならんので「安全確保」にゃならんと思うで。
途中の「安全確認」と連れ去られた時の位置情報の確認に役立つ程度やん。
犯人逮捕にはつながるけど、子供の安全とは別問題。
そもそも、子供が死ぬのは、変質者に殺されるよりも親に殺される方が多いわけで、塾の帰り道に子供が死ぬ確率はめちゃめちゃ低い。
むしろ、スマホを持ってる事で事件に巻き込まれる可能性の方が高いと思うけど…
何にしても、「持たすな」とまでは言わんけど、子供用のスマホ(携帯)は、何時間使ったら圏外になるとか、1日のうちに使える時間を物理的に制限した方が良いと思う。
何かしら「不自由」を感じるから、「自由」に気づく。
選択肢が2つ3つなら選べるけど、選択肢が2万も3万もあると選ばれへん。
「自由」ってのは、思ったよりもしんどいねん。
不自由さを感じるから自由を求めて色々考えるけど、最初から自由やと考える事をやめる。
制限されてるからこそ、「これ以外にも方法があるんとちゃうか?」って考えるし、その制限されてる事のおかしさに気づく。
ガキのうちに「理不尽」や「不自由」を経験をするってのは、思考力を育てるのにええ方法やで。
ガキのうちから何でも与えたら、自分で考える能力が育たんようになる。
何でも与える、自由を手に入れさせるのは、自分で責任取れるようになってからでも遅くない。
人間、自ら進んで「不便」に身を落とす人は、なかなかおらんわけで、ガキのうちに教えんと、一生知らんと過ごす事になるかもしれん。
そうなると、不便になった時に何もできんヤツになるやん。
「子供の安全」っちゅうてスマホを持たせるのも、親が楽に安全確認したいってだけの事やん。
「安全」を気にするなら、「知らない人について行かない」とか、そういう「危険」について、一からちゃんと教えなあかんし、親がちゃんと送り迎えするとか、「安全」ってもんは、本来、色々しんどい思いをして勝ち取るもの。
スマホは、そういうのを省いて、楽をしたい言い訳でしかない。
便利やから、楽やから、与えてるだけ。
別にそれが悪いとは言わんけど、それなら、もっともらしい理屈を言わん事やな。
何にしても、どういう判断をするにしろ、親の都合や、押しつけやなくて、子供目線で何が子供にとって一番良いのかを考えて決めて欲しいもんですな。
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