◆ 世界遺産へ 富岡製糸「完璧」
建造物としても、「文化遺産」やろうし、「製糸工女」ってのは、日本の最初の工場労働者なんで、日本の労働史から見ても、「文化遺産」っちゃあ文化遺産なんやろうけど…
女工哀史
これを完全否定してまで、取りに行くようなもんなんかね。
まぁ、地域活性の為に「世界遺産」を利用したい気持ちは分からんでもないけど、歴史を捏造してまで取る意味ってないやろ。
どうせなら、そういう負の部分も含めて「世界遺産」にしてもらえよ。
あゝ野麦峠
みたいな、酷い話はないにしても、繊維業ってのは、富国強兵で始まった事業なんやから、それなりに悲しい歴史はある。
それまでは、そういう仕組みがなかったんやから、資本家側も搾取するのが当然って意識やろうし、労働者側にも権利意識ってもんがない。
隠したってしゃあないし、あって当然やねん。
そういう資本家と労働者の戦いを経て、労働者の権利意識の変化とか、労働環境の近代化とかに繋がるわけで、そういう女工達が昭和まで日本の近代化を支えとってん。
今の8時間労働だの、週休2日だのってのは、「女工哀史」があったから手に入れる事ができたわけで、これを隠したら、女工が何と戦ってんか分からんようになるがな。
何で隠す?
「良い事」だけにスポットを当てたいのも分からんでもないけど、「悪い事」も、それを改善しようと戦った歴史が分かるんやから、それなりに重要な出来事やん。
そういう事を学んで、二度とそういう事が起こらんようにする為の「戒め」として残す事にも価値があると思うねんけど…
「富岡製糸場」の歴史に詳しいわけやないんで、ほんまに「なかった」んかもしれんけど、どうにも信じられへんわ。
まぁ、勉強不足やのに、思い込みで言うてもしゃあないんで、今回はこれぐらいにして、これから勉強して、ほんまに女工哀史が「なかった」って事が分かったら謝罪して撤回するとするか。
「あった」事が分かったら、徹底的に批判するけど…
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