◆ 法制懇 解釈変更の是非問わず


ほんま、「日本語」って難しいな(笑)

安保法制懇座長の柳井俊二元駐米大使は15日の記者会見で、憲法改正で対応しない理由を問われ、「今の憲法9条を素直に解釈すれば集団的自衛権は認められるし、国連の集団安全保障に参加することも認められる」と述べ、憲法改正は必要ないとの認識を強調。

ほぉ、あれを素直に読んで集団的自衛権が認められるんや(笑)

素直に読むと個別的自衛権すら否定してると思うんやけど…

憲法9条
第1項:日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第2項:前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


まぁ、第1項にゃ「国権の発動たる」って但し書きがついてるんで、こっちから「宣戦布告」せんって事なんで、これだけなら「自衛権」は認められてるって解釈もできるけど、第2項は、「前項の目的を達するため」って但し書きがあるとはいえ、戦力の保持を禁止してるし、「交戦権」も否定してる。

素直に読むと、「戦う権利」を放棄してるとしか読めんのやけどねぇ。

第2項がなけりゃ、そういう理屈も通るけど、第2項がある限り、どんな屁理屈も無駄とちゃうか?

憲法9条は、この第2項が癌やねん。

この第2項があるのも、憲法前文で「攻めてくる国」がないって前提があるからなわけで、ようするに憲法9条は、「攻めてくる国」ってのを想定してないねん。

何度も書いとるけど、この前提が崩れてるんやから、憲法を改正するべき。

憲法9条教に配慮するなら、せめて、第2項を削れ。

そしたら、自衛隊も合憲になるから、集団的自衛権の話も議論でせんでよくなる。

ちゅうか、「素直に読めば認められる」ってごり押しするのは、素直に読んで理解できんのはアホって言うとるのと一緒やで。

まぁ、アホなんは認めるけど…

とにかく、小学生が読んでも分かるような条文に変えなさい。

だいたい、こんな状況で自衛隊員が敵を殺したらどうすんの?

今までは、自衛隊員は殺された事も殺した事もなかったけど、集団的自衛権の行使を容認するって事は、その確率が上がるって事。

「防衛発動」すりゃ法的根拠があるからええけど、集団的自衛権の流れなら、防衛発動はないやろ。

「国際的には軍として認められてる」って言いながら、国内的には「軍じゃなくて実力組織」とか訳の分からん事を言うてる。

これ、何が問題って、軍法会議もなけりゃ、軍事法廷もないんで、自衛隊員が敵を殺したら「殺人罪」に問われる可能性があるねん。

「そんなアホな」って話やけど、日本には射殺した警官を殺人で告訴したヤツがおるんやで。

そんな状況で自衛隊員に「撃て」って言えるん?

殺す場合も問題やし、殺されるのも問題。

殺されんにしても、国際的にも「軍じゃない」って事になりゃ、ジュネーブ条約も適用できんので、捕虜としての扱いもどうなるか分からんようになる。

そんな状況で、「解釈はこうだから」で、自衛隊員を戦地に行かせてええんか?

行かせるなら行かせるで、縛りをなくして行動できるようにしてからにしろよ。

何にしても、手続き的にも、実務的にも「解釈改憲」は問題が多過ぎる。

こんな事を急いでやるなら、議員定数の削減を急いでやってみろ。

そんな簡単な事もようせんくせに、こんな事を簡単にやるな。

とにかく、これ以上の「解釈改憲」は絶対に反対です。

何が危険って、日本の有権者はあのルーピーを首相に選ぶねん。

ルーピーは、「日本は日本人だけのものじゃない」って言い切っとるのにやで。

憲法にゃ、「国民」の権利がようけ書かれてるけど、この「国民」の解釈を「日本国籍を有するもの」やなくて「日本に住んでるもの」になったらどうする?

「外国人参政権」もそうやし、社会保障なんかも外人にも支給せなあかんようになる。

実際、生活保護なんか外人に支給されてるしな。

これ以上の事が「解釈」だけでできたら、恐くてしゃあない。

だから、「解釈改憲」はあかんねん。

なので、ちゅんと、憲法改正の手続きを踏むか、もしくはワンイシュー選挙って言われても、国民に信を問うように。

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不毛な憲法論議


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