◆ 親子でない 無戸籍の子が提訴
前回の瓦版では…
◆ 父子関係 DNAで否定できるか
法律に従うべきって書いたし、自分でも「ﾀﾞﾌﾞﾙｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞ」やと思うけど…
訴状によると、女性の母親は1973年に前夫と結婚し兵庫県明石市に居住したが、家庭内暴力を受け80年2月、東京に逃れ別居。そこで女性の実父と知り合い妊娠し、81年に女性を出産した。
当時、母親と前夫は離婚しておらず、出生届を出すと、民法の規定で戸籍上の父親は前夫になる。父親でないことを証明するには前夫と連絡を取る必要があるため、母親は84年の協議離婚後も届けを出さなかった。
こういうのは行政が特別措置でもして救済してやれよ。
DV男から逃げ出して、そこで出会った男の子供を産む。
これは「離婚もしとらんのにけしからん」って事にゃならんやろ。
ちゅうか、実質離婚状態やん。
それを杓子定規に民法772条に当てはめられたら、子供はDV男の子供になるわけで、何の知識もなけりゃ、そりゃ出生届を出さんっちゅう方法しか取れんわな。
で、そんな複雑な事情の為に…
代理人らによると、女性は無戸籍のまま中学を卒業できたが、公的な証明書がなく高校進学などを断念し、アルバイトで生活せざるを得なかった。最近になって前夫の死亡を知り、前夫を父親としない戸籍を得るため今年4月に提訴したという。
戸籍がないから、高校にも行けんかったと。
今更やけど、こうなるまでに何らかの救済措置ってないんかね。
子供にゃ何の罪もないのに、法の不作為とか親の都合とか、大人の罪が全て子供にのしかかるってのは、どう考えても理不尽やろ。
そういう苦労を32年押しつけて、DV男が死んだからようやく提訴なんやからなぁ。
もう、長々と審議せんと、とっとと主張を認めて、戸籍を与えてやって欲しいもんですな。
それと、「親子関係」も昔に比べたらﾒﾁｬｸﾁｬ複雑になってるんやし、国会で寝てばっかりおらんと、ちゃっちゃと法律をつくれっちゅうの。
それが、政治家の仕事やろ。
ほんま、票にならん事はやらんﾔﾂらですなぁ。
「少子化対策」だの何だの言う暇があったら、何度も書いてるけど、こういうのも含めて、全力で子供を守る姿勢を見せろっちゅうの。
「産めよ増やせよ」って話は、それからや。
まずは、どういう境遇であろうとも、安心して子供を育てられる社会の確立が先。
それができりゃ、自然と子供も増えるやろ。
とにかく、「子供には罪はない」って事を第一義に考えて、社会を構築して欲しいもんですな。
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離婚後300日問題 無戸籍児を救え!
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