◆ 27年間税を過徴収 請求額払えず家失う


これは酷い。

配管業の夫(62)とパートの妻(60)が新座市畑中2丁目に86年に新築した住宅は100平方メートルの敷地に建つ延べ床面積約80平方メートルの木造2階建て。本来、200平方メートル以下の用地の固定資産税は、小規模住宅特例によって税額が最大6分の1ほどになるが、夫婦の住宅は特例を適用されないまま、86年当初から課税され続け、昨年度は本来、年額4万3千円のところを11万9200円が課税されていた。

固定資産税は土地、建物を所有しているだけで市町村に納めなければならない。夫婦は事業の借金や住宅ローンなどに追われながら、2004年ごろまでは期日を過ぎても課税の元金は納めていた。しかし、期日を1日でも過ぎると生じる延滞金が重くのしかかり、昨年9月時点で夫婦への市からの請求額は約800万円以上に膨れ上がり、翌月に住宅は公売に掛けられた。


本来4万3千円のところ11万9200円取って、期日を1日でも過ぎると年率14.6%の延滞金を取って、それでも元金だけは納めてるのに、家を競売にかけるって…

どこの闇金やねん。

しかも、役所がミスしとるのにねぇ。

で、競売で落札した不動産業者の指摘に気がついて…

市は今年4月初旬、夫婦に担当部長らが謝罪するとともに、国家賠償法なども最大限適用して20年前の94年までさかのぼって取り過ぎた延滞金など計約240万円を夫婦に返還した。しかし、住宅は夫婦のもとには戻らなかった。

27年取りすぎとるのに、法律上20年しか返せんっちゅうて20年分だけ返しましたよっと。

しかも、そのせいで家を売らなあかんはめになっとるのに、家は知らんと。

こんなん「ごめんなさい」で済む話かね。

夫婦が失った住宅のローンを完済したのは数年前。現在、市内で賃貸アパート暮らしの夫婦は「なぜ課税額が違っていたのか、市から原因の説明はなかった。失った家にはもう別の住人がいる。未納だった責任は感じるが、請求の6分の1の額なら、家を手放さずに済んだかもしれないという思いは、どうしても捨て切れない」と複雑な胸中を明かす。

そりゃそうやろ。

6倍の税金を取られて、やっとローンが終わった家を手放さなあかんかった気持ちを考えたら…

これは悔しいやろなぁ。

更に…

固定資産税額は他の税額の基準にもなるため、夫婦は国民健康保険も余分に支払い続けていた。

ムチャクチャですな。

ちゅうか、ミスが発覚しとんのに、何で上から目線で「20年分しか返さない」とかぬかしとるんやろなぁ。

ちゃんと、27年分返せっちゅうの。

もう、市役所もやけど、ミスした個人も訴えて、慰謝料取った方がええわ。

こんな人生設計を狂わせるミスを犯しといて、誰も責任を取らんどころか、原状回復すらせんのやからねぇ。

こういう前例を残しとくと、痴呆公務員が調子に乗るんで、民事訴訟で徹底的に戦って、見せしめにして欲しいもんですな。

で、こういうミスを犯すと個人も責任を追及されるっちゅう前例をつくって欲しいもんです。

国民の生命・財産を守る立場のもんが、ミスで国民の財産を奪うなんちゅう事があってええはずがない。

中途半端に終わらせず、徹底的に追求して、ちゃんと賠償させるように。

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固定資産税の暴走を止めろ!―理不尽・無慈悲・ご都合主義


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