◆ 自衛権 武力行使の拡大鮮明に
「武力行使の拡大鮮明に」って言われてもねぇ。
その上で首相は、ホルムズ海峡が機雷で封鎖され、日本への原油輸入が滞る事例について「結果として多くの倒産が起き、多くの人が職を失うかもしれない。かつてのオイルショックを上回れば多くの製造業が死活的な状況になる。(武力行使を)選択肢として考えておく必要がある」と指摘。「(機雷掃海が)大規模な戦闘行為に発展したことは今までない」などとも語り、武力行使である機雷掃海に理解を求めた。
こういうのまで「武力行使」って言うて、制限してたら何もできんで。
だいたい、例で出てくるのって、どれも「個別的自衛権」の延長なわけで、わざわざ「集団的自衛権の行使」って言う必要ないと思うんやけどねぇ。
まぁ、なんみょうに気を使って、そういう「例」を出しとるんやろうけど…
そもそも、想定してるのは、ベトナム、フィリピンへの中国の侵攻なわけで、だから対象が「アメリカ」やなくて「密接な関係にある国」になっとるねん。
ホルムズ海峡も想定してるんやろうけど、ほんまに想定してるんは、東シナ海。
原油を積んだタンカーが通るのはどっちも一緒やけど、ホルムズ海峡よりも今の中国の状態を見りゃ、東シナ海を封鎖される危険性の方が高い。
だから、憲法改正まで待たれへんって、ちゃんと言えばええねん。
個人的には、それでも憲法改正の続きを経てからやるべきやと思うけど…
何にしても、状況的に必要ってのは理解してるんで、何度も書いてるけど、やるならやるで、やってええ事を決めるんやなくて、やったらあかん事を決めて、後は現場の判断で自由できるように決めて欲しいもんです。
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