◆ 奨学金返せず 40歳で自己破産


「奨学金」という名の学資ローンで、「日本学生支援機構」という名の金貸しやからねぇ。

それも利息収入232億円っちゅう巨大な金貸し。

どこぞの「貧困ビジネス」と変わらんわな。

それにしても、大学出ても就職できんバカ大学が悪いんか、バカでも行ける大学をつくりすぎたのが悪いんかって問題もあるけど、それでも学ぶ為にカネ借りて、自己破産まで追い込まれるってのはどうなんやろな。

オイラは、「日本学生支援機構」やなくて「育英会」から借りたけど、返済はやっぱりキツかったもんなぁ。

まぁ、借りたもんを返さんのが絶対的に悪いけど、バカだろうが何だろうが一応名目上は「学ぶ為」なわけで、こういうとこはもっとちゃんと「支援」するべきやと思うわ。

この点、日本はすごい遅れてる。

欧米なんかは「給付型」も含めて、「奨学金制度」が質量ともに充実してる。

アメリカなんかは、年間2兆6000億円の「奨学金」の利用があるけど、日本は「5500億円」。

これだけ見ても、制度が整ってないのがよく分かる。

「資源がないから人材を育成する」とか言うときながら、選挙の票にならん「教育」にはカネを使わんこの国らしい話やけどな。

まぁ、「バカは学ばず働け」ってのも否定はせんけど、「国力」って事を考えりゃ、「教育」ってのは重要な要素なわけで、こういう事はもっと「充実」させといた方が良いと思う。

野球選手とかサッカー選手にしたって、底辺のレベルが上がってるから世界に通用する選手が出てくるわけで、それは「教育」でも同じ事。

こういうとこを放ったらかしにしてると、ノーベル賞の受賞者なんかもそのうち日本から出こんようになるかもしれん。

まぁ、現状、大学は「就職予備校」と化してるから、どっちにしてもそういう日が来るかもしれんけどな。

それもこれも「新卒一括採用」っちゅう採用形式をとってるから。

奨学金制度だけやなくて、こういうとこも、もろもろ今の日本の「教育制度」は問題が山積みやねんな。

けど、「票」にならんから手をつけん。

ひょっとしたら、「これでいい」って思っとるんかもしれんけど…

理想としては、全ての「教育」を無償化するのが理想やけど、カネがないからそこまでは無理にしても、政治家が「国家の繁栄は教育の充実」って事をもっと理解して、就職する為の一本道としての「教育」から、もっと幅広く、自由に学べる「教育」ってもんを考えるべきですな。

そうすりゃ、「奨学金制度」も含めて、色んな知恵が出てくるはず。

とにかく、政治家は誰の為に、何の為に「教育」を施すのか、真剣に考えて欲しいもんですな。

ちゅうか、「少子化」を憂う暇があるんやったら、こういう肝心な事を充実させて、「産んでくれたらこっちで何とかする」ぐらい言えるようになりましょう。

少子化を憂うのはそれからですな。


詳細記事&コメント投稿

日本の奨学金はこれでいいのか! ―奨学金という名の貧困ビジネス


前の記事

次の記事

TOPに戻る

Amazon.co.jpロゴ
i-mobile

モッピー | お金がたまるポイントサイト

ぶんぐ占い
ぶんぐ瓦版登録
ぶんぐ瓦版TOP