◆ 子供原因事故 親の責任認めず

当然っちゅうか、安心した。

こんなの認められたら、子供の校庭とか屋外での球技全般を禁止せなあかんようになるとこやったがな。

小学校の校庭から蹴り出されたサッカーボールが原因で交通事故が起きた。ボールを蹴った小学生(当時)の両親に賠償責任はあるのか――。そうした点が争われた裁判の判決が9日、最高裁であり、第一小法廷(山浦善樹裁判長)は「日常的な行為のなかで起きた、予想できない事故については賠償責任はない」との初の判断を示した。

そもそも、死んだ爺さんは「子供のした事だから訴える気はない」って言うてたらしいやん。

それをろくに看病もしとらん三男が出て来て、「カネよこせ」って言うとるんやからねぇ。

完全に当たり屋の世界ですな。

ただなぁ、「結果」はこれでええんやけど、中身がねぇ。

平成24年(受)第1948号 損害賠償請求事件

(4) Bは,本件事故により左脛骨及び左腓骨骨折等の傷害を負い,入院中の平成17年7月10日,誤嚥性肺炎により死亡した。

って事で、死んだのは子供せいって事は認めとるねんな。

で、死んだの子供のせいやけど、『親に「監督責任」はないし、子供やから賠償責任はない』って言うとんのやけど、そこがどうにも気になるわ。

って事はやで、親がそばにおったり、蹴ったのが20歳以上やと賠償責任が生じる事になるんやけど…

こんなん相手が爺さんやから死んでるのに、そこを覆してくれんと、今後も面倒臭い事になるで。

そもそも、85歳の爺さんが単車運転してええんかどうか、事故ったのはボールが飛び出したの原因なんか、爺さんの運転技量が劣ってるからなんか、骨折からの認知症、誤嚥性肺炎に因果関係があんのかどうか、そこを争ってくれなあかんのに、そこは無視して、「死んだのは子供が悪い」って事になっとるんやからなぁ。

せめて、「死亡と事故に因果関係はない」って事と、爺さんにも一定の責任があるって事を認めてくれんと、この先同様の事故があると、ほんまに面倒臭い事になるし…

<サッカーボール裁判>「我々の苦悩が終わることはない」少年父親のコメント(全文)

この裁判を通じて、「息子に過失がある」、「違法行為だ」、「親のしつけ、教育がなっていない」と断じられたことは、我々親子にとって大変なショックであり、自暴自棄になりかけたこともありました。

って父親が言うとるんやから、その部分は何も解決しとらんもんな。

とにかく、「結果」はええとしても、「中身」はうやむやなんで、その部分に関しての最高裁の見解を聞きたいもんですな。




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最高裁判所判例集 2015年 02 月号


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