◆ 非行少年 消える「特少帰り」
名称なんかどうでもええと思うけど…
非行を繰り返した少年が入る「特別少年院」など、戦後長く続いてきた少年院の分類名が6月1日施行の改正少年院法に伴い変わることになった。少年院に入所したことで社会からレッテルを貼られたり、逆に不良グループ内での「箔(はく)付け」に悪用したりするケースが指摘されたため、法務省が改称を検討していた。
「レッテル貼り」はしゃあないにしても、「箔付け」に悪用されん為に改称したいなら…
法改正により、16歳未満対象の「初等」と16歳以上の「中等」を「第1種」に統合。犯罪傾向がやまない少年が入る「特別」は「第2種」、心身に障害のある少年が入る「医療」は「第3種」に改める。例えば家裁が少年審判で出す決定の主文は「特別少年院送致」から「第2種少年院送致」に切り替わる。
これじゃ、意味ないで。
「特少帰り」が「2種帰り」「2少帰り」になるだけで、「特少帰り」って言いたいアホにゃ何の効果もないやん。
どうせなら「ドアホ更正施設」とか「知恵遅れ教育施設」とか、言われて恥ずかしような名称にしろよ。
「暴走族」を「珍走団」って呼ぼうって話もあったけど、そういう方向のがええと思うけど、お堅いお役所人間じゃ、そういう方向は無理か。
なので、こういう意味のない事はやめて、「少年法」を改正するとか、そっちの方向でお堅いオツムを使うべきですな。
そもそも、「特別少年院」ってのは…
特別少年院
心身に著しい故障はないが犯罪傾向の進んだ、おおむね16歳以上23歳未満の者を収容する。ただし、16歳未満の少年院収容受刑者も収容できる。
ってなとこなんやから、成人と少年を分ける必要もないやろ。
「特別少年院」に入れなあかんようなヤツは、成人と同じ扱いで罰を与えるようにしたらええねん。
そもそも「少年院」は「矯正施設」で「刑務所」とは役割が違う。
「矯正」が目的の初等、中等の少年院を出てるのに、犯罪を繰り返して「特別少年院」に入るって事は、少年院が機能しとらんって事やん。
要するに「矯正不可能」って事やろ?
だから、「特別少年院」に入れなあかんようなヤツは、刑務所に入れりゃええねん。
そうすりゃ、こんな名称の議論も起きんようになる。
とにかく、こんな言葉遊びで頭使う暇があったら、抜本的な「少年法」の改正に取り組んで欲しいもんです。
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