◆ 妻殺害の93歳 今も愛している

これは「無罪」にしてやれよ。

検察側によると、妻は13年秋ごろから、急激に足腰が弱まった。次第に転倒を繰り返すようになったという。

 夫妻は二人暮らしで、長女は頻繁に帰省して様子を見るようになった。14年10月には腰などの骨折が判明。「痛みで眠れない」。こう漏らしていた。

 法廷での被告人質問や長女と次女の証言によると、東京・浅草の職場で出会い、結婚生活は60年余り。3人の子を持った。

 長女は「父は付きっきりで面倒を見ていた」と語る。買い物、庭の手入れ、トイレの連れ添い……。料理も妻に教わったという。

 「妻から『何もできない。苦しいだけ』と言われた。もう断れない」

 夫は殺害を頼まれた時の心境をこう明かした。

 最期、2人は添い寝をした。靴職人として働き、妻と知り合ったころを思い出した。昔話を続けた。「妻はニコニコしていた。とてもきれいだった」

 妻は介護サービスなどを受けるのを嫌がっていたという。長女は涙ながらに「私がもう少し気付いていれば。父にはおわびでいっぱい」と語った。


赤字にしたとこが泣けてしゃあない…

裁判官も…

佐藤傑裁判官から「どうすれば良かったですか」と問われ、夫は「冷静になるべきだった」と述べた。

これ聞いてどうするねん。

こうするしか選択肢がない社会がおかしいのに、爺さんに聞いてもしゃあないやろ。

それもこれも「安楽死」を認めんから、こうなる。

こういう嘱託殺人が年間十数件起きてるのに、何で「安楽死」の議論って進まんのやろなぁ。

いつまで、地獄の苦しみを与え続けるん?

「尊厳死」の議論ですら進まんって、ほんまどうなっとるんやろね。

これだけ「高齢化」だの何だの言うてるくせに、介護は不十分やし、殺したらあかんしって、ほんまメチャクチャですわ。

殺したらあかんって言うなら、ちゃんと行政で面倒みろっちゅうの。

それにしても、いくら「殺人」とはいえ、ここまで辛い思いをした93歳の年寄りに懲役を科すってのはどう考えてもおかしいわな。

「刑を科す」ってのは、「反省」とか「更正」をさせる為にあるんやろ?

こんなん「反省」も「更正」も既に超越しとるがな。

検察側は「殺害決意は想像を絶する苦悩だったと思うが、妻の弱音とも考えられて軽率」などと指摘し、懲役5年を求刑した。

求刑5年やと、このままやと「執行猶予」がつかんやん。

まぁ、裁判官が割引いて懲役3年の執行猶予5年ぐらいにするとは思うけど…

夫は「私がしっかりした男だったら上手な対応をとったと思う。言うことを聞きます」と語った。

ここまで言うてるんやし、もう「無罪」にしてやれよ。

「安楽死」がないっちゅう法の不備が原因なんやから、罰するなら法律をつくるのが仕事の国会議員の方やで。

何にしても、こういう事で苦しんでる人は、かなりの数おるし、これから益々増える事になる。

こういう「事件」をなくす為にも「安楽死」を法的に認めるようにして欲しいもんです。

それが嫌なら、行政が死ぬまでしっかり面倒みる事ですな。

行政は面倒みん、殺すのもあかん、自然に死ぬまで苦しみ続けろってのは、社会のあり方としておかしいやろ。

面倒をみんのなら、殺して良い事にするべきやし、殺したらあかんのなら最期までしっかり面倒みる体制を整える。

どっちかをちゃんとやって欲しいもんです。

とにかく、国会議員は、本来の仕事をちゃんとするように。




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