◆ なお美さん死去 抗がん剤拒否
「私の体にはワインが流れてる」って言う人やから、怪しい民間療法に手出すのもうなずけるけど、洗脳されたり、妙な思い込みでそっちに走ったっていうよりは、抗癌剤で延命するよりも、抗癌剤の副作用を避けて、1日でも長く「女優」をやり続けるって道を選んだんやろな。
家族としたら「1日でも長く生きて欲しい」と思うとこやけど、抗癌剤の副作用ってキツいし、下手するとそれで寝たきりになる場合もあるからねぇ。
どうせ完治せんのなら、死ぬ間際まで動ける方を選んだ方がQOL的にはええやろな。
そのおかげかどうかは分からんけど、実際…
お詫び
死ぬ前日もブログ更新してるしな。
それにしても…
川島さんへの治療内容を「『ごしんじょう療法』という純金製の棒で、患部や体全体をさすったり、押さえたりするものです。気の力で病気の根源となる邪気を取り除いてました」と説明。
藁をもつかみたい人に、こういう事をやってカネ儲けするのを放置しててええんかね。
オイラもオカンが癌の時に「粉ミルク健康法」だの何だの勧められまま、オカンに勧めててたけど、こういう時って正常な思考能力ってなくなるねんな。
まぁ、やっても何の効果もないんやったらまだええけど、たまに悪い方の効果だけは出る時があるからねぇ。
こういう時こそ冷静にならなあかんってのは、ほんま思い知らされたわ。
この「ごしんじょう療法」とやらも…
ごしんじょう療法の理論
神経情報伝達の異常を正す
大脳や小脳など中枢神経系を構成している神経細胞(ニューロン)の数は約1000億個あり、それぞれの神経細胞には約10万個のシナプス(接合部)があると言われています。その軸索に生体電気が流れると、軸索の先端から化学物質が放出され、それが神経細胞に入り生体電気が流れます。つまり、情報を受けた神経細胞の軸索で生じた活動電位が電気シグナルとして軸索の先端に達すると、神経伝達物質が放出されて化学シグナルに変換され、それを受けた神経細胞で電気シグナルに変換されて情報を取り込みます(図1)。この電気シグナルと化学シグナルの変換が正常に行われることによって、あらゆる生命現象は行われています。
視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚という五感もすべて、その情報が電気シグナルに変換されて脳に伝わり感知されています。
しかし、人体が過剰の電磁気エネルギー(邪気)の場を形成していると、電気シグナルと化学シグナルの変換が正しく行われなくなり、神経情報伝達に異常が生じ、病が引き起こされるのです。
ごしんじょう療法を行うと、過剰の電磁気エネルギーが体外へ放出され、気の流れが正常になると同時に、電気シグナルと化学シグナルの変換が正常になるため生命現象が高まり、その場で症状が改善されるのです。
何か、難しい言葉を並べてるだけで、何でそうなるんかっちゅう「理屈」はさっぱり書かれてへん。
そもそも「電磁気エネルギー」って何やねん。
オイラ、一応電子工学部卒業しとるんやけど、オイラがアホなんせいなんか「電磁エネルギー」ってのは習った覚えがあるけど、「電磁気エネルギー」なんか聞いた事もないわ。
まぁ、(邪気)って書いてあるんで、電子工学用語やないんやろうけど…
で、その「電磁気エネルギー」とやらが体内で蓄積されるメカニズムもよう分からんけど、静電気なんかも帯電するんで、それも何かしら蓄積されるとして、何で金の棒みたいなもんでさすると放出されるん?
まぁ、考えられる理由としては、金の電気抵抗が小さいって事なんやろうけど、それなら金よりも銅、銅よりも銀なわけで、地球上で一番電気抵抗が小さい物質は銀なんやから、銀を使えばええがな。
金額的にも安いのに、何でわざわざ高い金を選ぶ?
ごしんじょう
ごしんじょう療法は、純金の材質で病を治しているのではなく、「万病一邪。邪気を祓えば病が治る」という気の理論によって病治ししているのであり、それを実践するためにごしんじょうの使い方も非常に重要です。
こうなってくると、もう何が何だかですな。
結局、科学的な事を言うてるようで、科学とは何ら関係のない、ようは「気合い」とかそういう類で「治った」って思い込ませるだけやん。
まぁ、「プラシーボ効果」なんてもんもあるんで、それで自然治癒力が高まる事もあるんやろうけど、ほとんどが藁をもつかみたい人間につけこんだただのカネ儲け。
消費者庁とやらは、この手の「民間療法」の類を今すぐ規制するべきやと思う。
それにしても、今井雅之の時と同様、あの姿を見た時は「もう長くないな」と思ったけど、それでもこんなあっという間とは…
個人的には「女優」ってより、お笑いマンガ道場のイメージが強いんやけど…
動画↓
川島なお美追悼 お笑いマンガ道場1 「だん吉なお美のおまけコーナー」は22:28〜
中学、高校時代から知ってるちょっと綺麗なお姉さんが亡くなって、色々とショックです。
謹んでご冥福をお祈り致します。
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