◆ 被災者の霊体験 尊重しケア
「霊」ってのは、脳が見せてる現象やから本人にとっては「事実」なんで、「悪霊が憑いてる」だのって他人を脅したり、「壺を買え」だのって詐欺ったりする方向やない限り、聞いてやりゃええのにな。
奥野さんはこれまで約20人の遺族を取材した。多くの場合、亡き人の霊や魂の存在を感じた体験が、寂しさ、悲しさに沈む遺族に安らぎをもたらしている。
小学2年生の子を失った母親は、足音にまつわる体験を話してくれたという。時々起こる仮設住宅の天井を踏む音が、亡き子の歩き方にそっくりで家族全員が確認した。母親は「そんなに悲しまないで、と励ましてくれているのかな」と前向きに感じている。
兄の死亡届を書いた妹の携帯電話に「ありがとう」と兄からメールが入った話。行方不明の夫が発見された後、就寝した妻の布団に何かが入り込み「お父さんだ」と直感した話。いずれも遺族は肯定的に受け止める。
「墓は作りたくない。いつまでも成仏してほしくない」。子の霊の出現を重ねて願う母親もいた。そうした率直な思いが誤解を生むケースもある。「被害者意識が強い」「非科学的だ」などと周囲の冷たい目を感じた遺族は少なくない。
こういうのを叩く必要はないやろ。
「悪霊が憑いてる」だの「壺を買え」だのってのは、「見えるのはええけど、他人に迷惑かけるな」って思うし、放置してると「実害」が出るんで、そういうヤツを見かけると徹底的に叩き潰すけど、これは他人に迷惑かけんとらんし、本人がそれで癒やされてるなら、「霊がおる」って事でええやん。
わざわざ、「そうじゃない」って言うたところで何にもならんで。
所詮、墓にしたって自己満足なんやし、それなら、その場におるって思ってても同じ事やん。
まぁ、葬式仏教に洗脳されてると、その手の「供養」をしてやるのが「常識」なんで、死者を弔わんのはあかん事なんやろうけど、それも「霊がおる」って言うてるのと一緒やん。
弔おうがどうしようが死者にゃどうでもええ事なわけで、墓を作ろうが、「墓を作ると成仏するから嫌」って思おうが、どっちも同じ。
同じ事を言うとるのに、なんで自分の価値観を押しつける?
突然、家族を失ったら、こうでも思わんと生きていかれへんのやし、好きにさせてやりゃええがな。
個人的には、この手の話は全面的な否定派やけど、他人に迷惑をかけん限り、日本は思想、信条の自由は保障されてるし、こう思う事で本人が癒やされるなら、それで良いと思う。
イタコなんかは、まさにそれを補強した心理カウンセラーなんやしな。
霊がおるとかおらんとかは、この場合どうでもよく、本人が癒やされるかどうかだけやねん。
こんなのを「非科学的」って言うてもしゃあないで。
まぁ、あんまりクドクド「霊」の話をされると、拒否反応がでるのも理解してるんで、「悲しみを癒やす手段」に留めておいてくれると有り難いです。
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脳のなかの幽霊
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