◆ 制服買えぬ 困窮家庭の苦悩

こういう事ってあるんやな。

3年前の春、九州北部のある公立中学校。入学式に新入生の陽介(仮名、12)の姿はなかった。2日目も、3日目も。母親は電話で「体調が悪いから」と説明するばかり。ぴんときた担任教諭は学校指定の制服業者に電話した。
 「ああ、その子、受け取りに来てませんよ」  採寸して注文はしたが、約3万5千円のお金がなくて取りに行けず、登校させられなかった−。母親は、そう打ち明けた。


「3万5千円が用意できんのなら子供つくるなよ」ってまず思うけど、採寸して取りに行かんって親以前に人としてどうなんや?

カネがないのは採寸する前から分かってたわけで、これって何かしら「犯罪」になるんとちゃう?

まぁ、こういう風やから、3万5千円も用意できんほどの貧困家庭になるんやろうけど…

校長が立て替え、制服を陽介の家に届けた。担任の勧めで母親は就学援助を申請し、校長に少しずつ返済すると約束した。

校長が「教育者」で良かったな。

ちゅうか、親は批判されてもしゃあない気もするけど、子供にゃ罪はないからなぁ。

そもそも、そこまで貧困なら役所に行きゃ援助する制度があるがな。

まぁ、こういう人らってそういうオツムはないけど、人は良いから、どこぞの生活保護でパチンコに行くようなヤツらと違って、図々しくできんのやろな。

で、そのしわ寄せが子供に来ると。

役所は申請主義やからねぇ。

声が大きくて、ややこしいヤツには何ぼでも申請を通すけど、こういう人らはそもそも申請に行かんし、行っても何やかんやで断られるしねぇ。

マイナンバー導入で、こういうのは申請せんでも役所がすぐに支援するようになりゃええんやけど…

福岡県古賀市は2007年度から、中学、高校の卒業生に制服を無償提供してもらい、買うお金がない生徒に回す「制服リユース」の取り組みを続ける。毎年100人前後が制服を残し、すぐなくなってしまう。「小さくなった」と2、3年生がもらいに来る場合も多いが、新入生も30人前後が利用する。

古賀市ってのがどれぐらいの規模の市か知らんのでアレやけど、そこで30人前後あるなら全国に市区町村が1718あるから単純計算でも5万人はそういう子がおるって事か。

「制服リユース」って発想もええけど、5万人に3万円で15億円やん。

それぐらい国で買ってやったら?

年寄りにゃ潤沢な予算があるんやから、子供にそれぐらいやっても罰は当たらんやろ。

年頃の子供なんやし、お古よりやっぱり新品の方がええやろ。

そういう「絆」的なもんを否定するつもりはないけど、カネの問題なんやから、これぐらいはなぁ。

ちゅうか、市でそういう事をやるなら、まず…

就学援助制度について(就学援助ポータルサイト)

(1)就学援助の実施主体

学校教育法第19条において,「経済的理由によって,就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては,市町村は,必要な援助を与えなければならない。」とされています。


これを教えてやれよ。

これを知らん親もどうかと思うけど、何で市側がこういう事を教えず「制服リユース」なんかやっとんのやろな。

少しでも支出を減らしたいって事か?

箱物なんかはアホみたいに無駄遣いするのに、こういうとこはケチるってほんま意味分からん。

何にしても、親は貧乏でもええけど、この国には一応救済する制度ってもんがあるんで、貧乏はしゃあないにしても、「無知」ってのは克服できるんで、親なんやから、それぐらいは知る努力をしましょうって事で。

それと、義務教育なんやから、親の経済状況に関わらず同等の条件で子供が教育が受けられるように国や地方自治体は積極的に支援して、制度自体ももっと充実させて欲しいもんですな。

言うまで待ってても、そういう事に頭が回らんから貧困なわけで、結局「待つ」ってのは切り捨ててるのと一緒やねん。

ちゅうか、「言うてくれたら支援したのに…」って言い訳ができるように制度を用意してるだけのような気がするわ。

とにかく、親は批判されてもしゃあないけど、子供にゃ罪はないんで国や地方自治体の方から積極的に手を差し伸べるようにして下さいって事で。




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子どもに貧困を押しつける国・日本


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