◆ 縄文期は争い少なめだった?

世界的にも例がない1万年以上も続いた「文明」やからねぇ。

縄文人の社会は争いが少なく平穏だった―。岡山大大学院社会文化科学研究科の松本直子教授(認知考古学)、山口大国際総合科学部の中尾央助教(科学哲学)らの研究グループが、全国の縄文遺跡で出土した人骨を調べ、暴力による死亡率を分析。欧米などのデータと比べ5分の1以下の「1%台」と算出し、英国の科学雑誌に30日発表した。

そりゃ争いは少なかったやろな。

今回の結果を、松本教授は「縄文期の日本列島は、狩猟採集できる食糧がまんべんなく分布し、人口密度も低いことから集団間の摩擦が少なかった」と分析。さらに「人類が必ずしも暴力的な本能を持ってはいないことも示す。戦争の原因を人の本能に求める風潮に再考を迫る一歩になる」としている。

最近の研究じゃ「狩猟採取」だけやなくて、「農耕」もあったって話も出て来てるからねぇ。

「農耕」っちゅうても、ドングリとか栗とかを植える「植林」やけど。

「漆」の文化なんかもこの頃に発生してるみたいやしなぁ。

気候が温暖で、食料の心配がなけりゃ、争いもないやろ。

縄文式土器にゃ…

料理に使った最古の土器 縄文人がサケ煮炊きか

北海道や福井県の遺跡から出土した1万1千〜1万5千年前の縄文式土器の焦げ跡に、サケなどの魚を煮炊きしたとみられる脂質が含まれていることを日英などの研究チームが見つけ、11日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。チームは、料理に使われた世界最古の土器としている。

煮炊きした痕跡があって、「煮干し」もここから生まれたって話もあるわけで、となると縄文時代には既に「保存食」があった事になるわけで、「料理」は生まれてるわ、「保存食」はあるわ、更に人口は少ないわじゃ、争う必要がないもんな。

ただ、これをもって「戦争の原因を人の本能に求める風潮に再考を迫る一歩になる」ってのは、ちょっと違うんちゃう?

争う必要がないから争わんかっただけで、争う「本能」がなかったわけやないやろ。

単なる「金持喧嘩せず」やっただけの事やん。

日本の縄文時代は、環境とか色々と奇跡的なもんがあったから1万年も続いてるわけで、これはかなりのレアケースって事を認識しといた方がええで。

ちゅうか、縄文時代は「四大文明」に加えてもええと思うんやけどなぁ。

何にしても、「温暖化は大変だぁ」ってな話が蔓延ってるけど、温暖化やった縄文時代はこれだけ「平穏」やったわけで、寒冷化するよりずっと良い。

とにかく、縄文時代ってのは、思ってたよりも文明的に凄い時代やったし、1万年も社会が持続してたわけで、縄文時代をもっと研究して、どうやったらそれだけ社会が持続するのかって事を知って、「自然との共生」とか環境面も含めた今後の「国造り」に活かして欲しいもんです。




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タネをまく縄文人: 最新科学が覆す農耕の起源


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