◆ 出生前診断での異常 96%中絶

その為に出生前診断を受けてるんやから、そりゃ96%ぐらいいくやろ。

妊婦の血液から胎児の病気の有無をたやすく調べられる「新型出生前診断」(NIPT)で、3年前の導入以来、検査で異常が確定して妊娠を続けるかどうか選択できた人のうち96.5%にあたる334人が中絶を選んでいたことが分かった。検査を受けた女性は2万7696人に上り、「命の選別」との指摘がある一方、利用が拡大している実態が浮かんだ。

障害児を育てるにゃ、国も医療費を補助せなあかんし、何っちゅうても親の負担が大きいわけで、「命の選別」って言われても、分かるんやったらやりたいのが人の性ってもんやわな。

イギリスなんかは医療費削減の目的もあって、出生前診断が無料になっとるわけで、国としても出生前診断を推進するメリットがあるからねぇ。

日本もむしろイギリスみたいに無料化するぐらいやってもええんちゃうか?

問題があるとしたら、「出産後に障害が分かったケースは殺したらあかんのか?」って問われた時やろな。

出生前診断の精度も100%やないし、出生前診断を受けん人もおるわけで、当然出産後に障害が見つかるケースも出て来る。

その時親が希望した時に「出産前はええけど、出産後はあかん」って言えるんやろか?

そもそも、日本は中絶自体が違法やしなぁ。

全面禁止やったのを…

母体保護法

第十四条  都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。

一  妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの

二  暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの


身体的又は経済的に母親の健康を害する場合か、レイプされた場合に限り中絶してもええ事になっとるけど、「新型出生前診断」は20万円も費用がかかるわけで、経済的理由ってのは当てはまらんし、身体的ってのも診断の結果異常がなけりゃ産むんやから、それも当てはまらん。

けど、この中絶を認めとるわけで、そうなると出産後に異常が見つかった場合、「殺したらあかん」ってのはどうにも矛盾が生じる。

それも、出生前診断を無料にすりゃ、「経済的」って理由を強引につけられるけど…

何にしても、「命の選別」って理屈も分かるし、障害児を産みたくない、育てなくないって心情も理解できるんで、そういう事も含めて「親になるとはどういう事か」って事をもっと学校で教育するようにして欲しいもんですな。

虐待なんかも増えとるし…

そういう教育を充実させた上で、「産まない(殺していい)」っちゅう選択肢も取れるようにするのがええような気がする今日この頃です。






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