◆ ご近所トラブルの末の惨劇
これは無罪でええんちゃう?
千葉地裁での裁判員裁判によると、事件は昨年11月、人口約150人ほどの小さな集落で起きた。被告のAと被害者のB氏は約40年来の隣人同士で、約20年前にB氏がAに、「生活排水が自宅に流れ込んできている」とクレームを付け始めたという。
法廷でAやAの妻が語ったところによると、B氏は毎日のように、「40年分の迷惑料を払え」「土地を売ってでもカネを払え。払えないなら俺の面倒を見ろ」などと押しかけてきた。先端に鎌がついた長い棒を手に持っていることが多く、脅迫じみた言動を振るうことも少なくなかった。
かといって、施錠したり、カーテンを閉めたりしていると、「田舎のくせに鍵なんかかけやがって」などと怒鳴り散らした。電話も多くかかってきたという。
Aの弁護人は、生活排水は、B氏が敷地内の排水路を埋めて水の流れが変わったことが原因で流れるなどしたもので、Aが非難されるいわれはなかったと公判で指摘した。
何も悪い事してないのに、訳の分からんクレームつけられて、鎌持って脅されとるんやから、殺さな殺されるやん。
これは正当防衛でええんちゃう?
しかも…
B氏の迷惑行為に悩まされていたのは、Aだけではなかった。過去、別の隣人には、「俺の車に車をぶつけた」と文句をつけてカネをせびったり、隣人方の前に鎖をつけて出入りできなくしたりといった嫌がらせを行い、引っ越しまで追い詰めたことがあったという。
「よく、鎌を持って大声で怒鳴りつけられた」。近所に住む女性は取材に対し、B氏の言動をおびえた様子で振り返った。「家の近くにちょっと車を止めていただけで、ものすごいけんまくで『駐車代を払え』と迫ってきた。その後もすれ違うたびに苦情をつけられた。近所でも有名なクレーマーでした」
法廷では、検察側がB氏の弟の供述調書を朗読。B氏は中学卒業後、大工となり建設会社を設立したが、「バブルがはじけた頃、仕事がなくなったり離婚したりしたことで兄は性格が変わった」といい、兄弟の家を訪れては言いがかりをつけて、カネの無心などを始めたという。
仕事を斡旋した弟が、その仕事のめどがついたと連絡したときには、「来月まで仕事をさせないなら迷惑料を払え」などと脅され、耐えかねて約10年前に兄弟の縁を切ったという。B氏の会社はつぶれ、その後は生活保護で生活していたという。
調書で弟は「人を殺していい理由はない」とした上で、被告のAに対し、「兄に付き合わされてかわいそうだ」と同情を示した。
他にも被害者がおるし、家族が見捨てるほど頭がおかしいんやから、もう殺す以外に方法ないやろ。
この公判で弁護側は、Aの罪の軽減を訴える地域住民や親戚、同級生ら、1千人以上の署名が寄せられた嘆願書を提出した。
嘆願書は、Aが普段から地域の草むしりなどのボランティアに努めており、温厚で面倒見がいい人物などとして、「トラブルでつらい思いをしてきたんだろう」「迷惑行為を受けてきた人も多い」「どうか寛大な処分を」などと訴えるものだった。
温厚で面倒見が良くて、1千人以上の署名が集まるような人が殺すんやからよっぽどやったんやで。
これは無罪でええやろ。
千葉地裁の岡田健彦裁判長は5月に開かれた判決公判で、「強い殺意に基づく危険な犯行」と非難。その上で、「同情できる面もあった」として、求刑懲役14年に対し、懲役9年の判決を言い渡した。
情状酌量でだいぶ減刑しとるけど、76歳で9年やったら塀の中で死ぬ可能性もあるわけで、そうなると「終身刑」になるやん。
無罪にできんのなら、懲役3年以下にして執行猶予にしてあげるべきですな。
何にしても、ご近所トラブルがここまで拗れる事もあるんで、くれぐれも注意しましょうって事ですな。
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