◆ 領土交渉 露が食い逃げの懸念
ナントカ慰安婦の時もそうやけど、何でこうも先にカネを出したがるんやろね。
「ウラジーミル(プーチン氏のファーストネーム)の訪日では新たな歴史を開く成果を…」。首相はこの日の会談で、大統領の訪日時に領土交渉の一定の“成果”を得たい考えをにじませた。その仕掛けとなるのが、5月の日露首脳会談で打ち出した8項目の経済協力だ。ただ、経済協力と引き換えにロシア側が領土返還に前向きな姿勢に転じる保証はない。プーチン氏は5月に「何も売るものはない」と明言しており、「食い逃げ」の懸念も残る。
食い逃げの懸念も何も…
サハリン2事件
ロシアの天然資源省は2006年9月18日に突然、「サハリン2」の工事承認を、その環境破壊を理由に取り消した。サハリン2はサハリン北東部沖の天然ガス、石油開発プロジェクトで、その権益はすべてロシア国外の資本、つまりロイヤル・ダッチ・シェルが55%、三井物産が25%、三菱商事が20%有していた。事業主体はこれら3社が株主となるサハリン・エナジー社で1994年4月に設立。サハリンの北から最南端のプリゴロドノエまで約800キロメートルのパイプラインを敷設し、プリゴロドノエには世界最大規模の最新式液化天然ガス(LPG)工場を日本企業が中心となって建設中で、工事は8割近く進んでいた。生産されるLPGの半分以上を日本の電力、ガス会社が購入予定で、2008年から東京電力が年150万t、東京ガスが110万t、その後九州電力、東北電力もそれぞれ50万t(09年)、42万t(10年)輸入する契約を結んでいる。このプロジェクトは生産分与契約(PSA)に基づくもので、投資企業が投資額を回収するまでは生産物をすべて所有し、ロシア政府には利益の6%しか入らない。ロシアはこの契約がロシアに極めて不利だとして、このプロジェクトにロシア企業を参加させるよう圧力を加えていた。環境破壊という理由は、ロシア企業を参入させるための口実とみられている。その後、最終的にはロシアの事実上の国営会社であるガスプロム社が権益の50%プラス1株、ロイヤル・ダッチ・シェルが27.5%マイナス1株、三井物産が12.5%、三菱商事が10%を保有することで、またサハリン・エナジー社が提出した環境改善計画が承認されたことで、07年10月に問題は決着し、1年以内に工事を完成することになった。欧米諸国はロシアの強引な手法を批判したが、このサハリン2事件は、ロシアへの投資のリスクを改めて認識させることになった。
ってのがあったように決まった約束ですら突然覆すのが露助。
こんな水面下の約束なんか反故にするに決まってるやん。
そもそも、日ソ中立条約を破って、奪い取ったのが北方領土やねんで。
だから、この「経済協力」で北方領土が返ってくる事はないやろな。
じゃあ、何が狙いやねんって話やけど、こないだのアフリカに3兆円といい、AIIBに対抗してアジア諸国に12兆円といい、アベちゃんが一貫してやってるのは、中国と各国との分断工作。
これも、その一環なんやろな。
ロシアは経済制裁されとるし、原油安やしで、経済的にヒーヒー言うとるから、この経済協力で中ロ分断(せめて中立)させるのがほんまの狙いやろ。
今や中国とロシアは実質同盟関係にあるわけで、尖閣で何かあった時に、中国とロシアがひっついてると色々と面倒臭い事になるしねぇ。
北方領土の件は、プーチンが「引き分け」って言うてるし、日ソ共同宣言でも歯舞、色丹は返す事が決まってるから、これで決着って感じなんやろな(日本人は誰も納得せんと思うけど)。
これじゃ、日本は何も得るもんがないから、それで中ロ分断って感じなんやろうけど、そう上手い事いくんやろか?
相手はプーチンやで。
「いやぁ、中国に別れてくれって言うたんやけど、別れたくないっちゅうてせがまれてなぁ。ほんで、カネをあんたの倍出すから別れんといて言われたんやけど…どないしよ?」
みたいな事を言われて、おかわり申し込まれるだけやと思うんやけど…
カネだけ取られて、北方領土は返ってこん、相変わらず中国ベッタリなんて事になったりしたらどうするんやろな。
しかも、アメリカは来年トランプが大統領になるかもしれんし…
そのアメリカの政治空白を狙ったロシアとの交渉やけど、個人的にはロシアに振り回されて終わるような気がしてならんな。
まぁ、あくまで個人的な妄想なんで、とりあえずアベちゃんの御手並拝見って事で。
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北方領土問題―4でも0でも、2でもなく
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