◆ 熱中症で死亡 無給水で35分走

今時、部活でこんな指導するヤツおるんやな。

大瀬中で8月16日朝、ハンドボール部の1年の男子生徒(12)が35分のランニング後に倒れ、病院で翌日、熱中症による腎不全で亡くなった。市教委は、大瀬中が26日に出した調査報告書で「ランニング中に水分をとらせなかった」「通常は30分間なのに、5分長く走らせた」指導について不適切と判断したという。

顧問は3人で、中心になって指導してきた教師が練習試合に同行したため、別の教師と交代。その際、30分走る時は15分で給水という指導方法が引き継がれなかった。また、スタートが通常より5分遅く、生徒らが25分で走るのをやめたのを教師が「ごまかした」と判断。30分走った後、さらに5分走らせたという。


オイラがガキの頃は、「熱中症」って言葉もなかったし、「30分走る時は15分で給水」どころか「水分を取ると体がだるくなる」とかいう謎理論で部活中は水飲む事自体が禁止されてたんやけど、我ながらよう死なんかったなって思ってたら…

熱中症 of 学校リスク研究所



▼学校管理下の熱中症による死亡事故件数の推移[1960-2010年度]▲ 1960年度以降に学校管理下(主に小学校〜高校の,部活動や授業時における事故)で発生した熱中症による死亡事故の,年度別件数です。年度別のばらつきが大きいものの,1980年代に死亡事故が比較的多く発生していることがわかります。

その頃が熱中症の死亡事故が一番多いねんな。

やっぱり、死んでてもおかしくなかったんや(笑)

ちゅうか、当時はそういうニュースもなかったし、「あの頃はそれでも死なんかった」って思ってたから、今回調べてみて、ちょっと驚いたわ。

まぁ、この頃は、教師にも知識がなかったし、うさぎ飛びとか、突き指したら引っ張るとかもそうやけど、「そういうもん」って誰もが思ってたし、これで倒れるのは「根性がないから」って事にされてたから、しゃあないとこもあるけど、今の時代はそういう知識もあるのにそれでもこういう事をやるって事は、これはもう「未必の故意」の殺人ですな。

許されるわけやないけど、オイラがガキの頃は「知らんかった」っちゅうか「そう思い込んでた(思い込まされてた)」から、「未必の故意」は問えんけど、今の時代は「熱中症」って言葉も定着して、水を飲ませんかったらどうなるかってのは知ってて当たり前の状態にある。

しかも、教師で部活の顧問。

知らんかったら、それ自体が罪なわけで、完全に「未必の故意」ですな。

市教委も不適切と認め、今月初めに遺族に謝罪したという。

「不適切」ってレベルやないっちゅうの。

熱中症の事を知っててやったなら未必の故意の殺人やし、知らんかったのなら顧問としても教師としても不適格。

どっちにしても、教師は辞めるべきって話やねん。

知らんかったとしたら、教師だけの問題やなくて、そういうのが教師になれる仕組みとか、そういうのに顧問をやらせる仕組みとか、学校とか教育委員会っちゅう教育現場全体の問題にもなるんやけどねぇ。

他人事のように「不適切」とか言うてる場合やないで。

何にしても、この21世紀に昭和のスポ根を引きずってるヤツがおると色々と困った事になるんで、適切に処理しといて欲しいもんです。




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