[今日の一言]
生きていることが素晴らしかったりつまらなかったりするのは、
自分がそれを素晴らしいと思ったり、
つまらないと思ったりしているからなんだ。
★池田晶子
自分の周りに起きる事柄に「善い事」も「悪い事」もなく、自分がどう思うか、どう感じるかだけやねんな。
この例えは置いとくとして、例えば、大怪我したり、大病を患ったり、会社が倒産したり…
傍目から見ると「悪い事」に見える事も、そのおかげでゆっくり休めて自分を見つめ直すきっかけになるし、今まで気づかんかった事に気づく事もある。
「日常」に追われてると、自分を振り返るって事って結構難しいからな。
会社が倒産して目の前が真っ暗になっても、振り返って考えて見ると、「自分は本当にその仕事がしたかったのか?」「このままが良かったのか?」とか色々考える事ができる。
あるものがなくなると、その喪失感で、何かすごい損をした気になるけど、自分に取ってそれがいかに大事やったかに気づくし、自分にとってそれが「善い事」やった事に気づく。
当たり前の中の大事さって、中々気づかんもやけど、それに気づく事は、生きていく上で大事な事。
それに気づけたって事は、「善い事」やと思う。
何が善くて、何が悪いのかって事を判断する為には、自分の中にしっかりと善悪の価値観を持たんとできん。
身の回りの「悪い事」は、その価値観を育てる為のステップやねんな。
何となく生きてるから、自分の不幸を嘆いたり、他人の幸福を羨んだりするし、当たり前の事に気づかんようになる。
自分にとって何が善くて、何が悪いのか、自分にとって何が必要で、何が必要でないのか、どう生きて、どういう最期を迎えたいのか…
そうやって「考える」から色々見えてくる。
まずは、「考える」事を習慣づけて、見方、考え方を変える技を身につけましょう。
結局、人は、思った事、考えた事しかできんし、現実は、結構「思った通り」になってる。
現実が悪いなら、それは悪いように思って、そうなるように行動してるから。
一度きりの人生、どうせならより善く生きたいものです。
14歳からの哲学 考えるための教科書/池田晶子
今日も読んでくれて、ありがとうございました。
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