◆ 乳児取り違え「時間戻して」
何とも不憫な話やけど…
人生は「DMA」とか「才能(努力も含めて)」やなくて「環境」が決めるっちゅう証明ですな。
男性は、中学卒業と同時に町工場に就職。自費で定時制の工業高校に通った。今はトラック運転手として働く。
取り違えられたもう一方の新生児は、4人兄弟の「長男」として育ち、不動産会社を経営。実の弟3人は大学卒業後、上場企業に就職した。
片方は定時制高校卒でトラック運転手。
もう片方は大卒で一部上場企業。
育った「環境」が違うだけで、こうも違うんやからなぁ。
「貧困の連鎖」ってのが問題になってるけど、貧乏な家に生まれたら貧乏から抜け出すのは簡単やないと。
「努力」とか「才能」とかじゃ、超えられん大きな「壁」があるようで。
こういうのを見ると、経済的事情に関わらず、全員平等な「教育」を受けさせるってのがいかに重要かよく分かるな。
今の「高校無償化」の制度は、外人も対象になってたりするんでアレやけど、勉強したい日本人には経済的事情で断念させる事なく、教育を受けられるシステムってのはつくった方が良さそうです。
と、ここで終わってもええんやけど、ここで終わるとTVのコメンテーターと変わらん話なんで、更につっこむと…
この事件は、「成功」は「環境」が決めるってのを証明したけど、「性格」ちゅうか「性根」ってのは、やっぱりDNAが決めるってのも証明してもうた。
これ、取り違えを探したのは、裕福な家庭の方なんやからなぁ。
DNA鑑定に関する裁判例1(民事)
ここに詳しく書いてあるけど、取り違えられた兄があまりにもクズすぎる(笑)
母親の死後、父親の介護をするからと遺産の大半受け取ったのに、施設に預けるって言い出して、弟達が「話が違う」っちゅうて、弟達が面倒を見出しても一切協力せず、父親が死んだらまた遺産の話と。
で、弟達がこの冷たさは「血のつながりがないから」って思って、DNA鑑定して、実の兄を必死に探したって流れやからねぇ。
良い環境で育っても「性格」っちゅうか「性根」の汚さってのは、ぬぐい去れんのやな。
まぁ、裕福な家庭の母親は、最初から疑ってたみたいなんで、その疑いが無意識に出て、それが育て方に影響した可能性もあるけど…
貧乏な家庭の兄弟の人間像が見えんので、「性格」がそれ由来なのかどうか確認しようがないから、こっちにしとくか。
何とも中途半端なんで、後学の為にもそっちの人間像を取材して欲しいんやけど…
「知る権利」の乱用になるんで、ここまでのようですな。
何にしても、「成功(何をもって成功とするかは知らんけど)」は環境が決めるってのだけは間違いなさそうです。
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