◆ 特定秘密保護法が成立

結局、最後までメディアは「賛成意見」ってもんを取り上げんかったな。

この法案が良いか悪いかは別にして、行政府に「秘密」があるのは当然やと思ってる人も多いし、その「秘密」を漏らしたら罰せられて当然、むしろ今までなかった方がおかしいと思ってる人の方が多いはず。

にも関わらず、メディアは、特殊な人の「反対意見」ばっかり紹介して、「平成の治安維持法」だの「知る権利を守れ」だのって訳の分からん事ばっかり言うし、野党は廃案ありきの反対しかせん。

で、採決したら「強行採決」って言う。

もう、病気としか思えん。

ちゅうか、「知る権利を守れ」って言うくせに、諸外国の国家機密の取り扱いとか、何で今この法律が必要なのか、何で与党が急いでるんかとか、この法案の本質的な事ってのは、ほとんど報じてこんかった。

庶民が一番知りたい事ってのはそこやのに、一番知りたい事は報じんと、反対意見ばっかりを紹介して、「みんな反対してる」って印象操作をする。

そもそも…

■自民党が例示した特定秘密の4分野18項目■
●防衛●
・防衛、警備などに関する計画
・防衛に関し自衛隊が収集した画像情報
・自衛隊が通信内容を秘匿するために用いる暗号
・潜水艦のプロペラの材質や形状、戦車などの装甲厚
・誘導弾の対処目標性能、潜水艦の潜水可能深度
●外交●
・領域の保全に関する外国との交渉のための対処方針
・北朝鮮による核・ミサイル・拉致問題に関するやり取り
・外国が弾道ミサイルを発射した場合にとる措置の方針
・特定の国の外交方針について友好国政府から提供を受けた情報
・公電に用いる暗号
●スパイ防止●
・外国からの不正アクセスによる政府機関の情報窃取防止のための防護措置
・大量破壊兵器関連物資の不正取引を防止するための計画
・外国の情報機関から提供を受けた大量破壊兵器関連物資の不正取引に関する情報
・情報収集活動の情報源
●テロ対策●
・重要施設警備の実地計画
・重大テロが発生した場合の治安機関の対処方策
・外国の情報機関から提供を受けた国際テロ組織関係者の動向
・情報収集活動の情報源


これを秘密にされて「知る権利の侵害が」って言うヤツって何者やねん(笑)

そんなヤツ、スパイしかおらんやろ。

だいたい、「政府が恣意的に秘密を決めるから危険」とか言うなら、例として尖閣ビデオを「特定秘密」扱いにしたり、SPEDDIの情報を「特定秘密」扱いにして無駄な被爆をさせた事とか、そういう事を紹介すりゃええのに、民主党政権での事には一切触れん。

「強行採決」にしたって、民主党政権で20回以上も強行採決しとるのに、そこは一切触れん。

なぁ、「知る権利」って何なん?

何にしても、「特定秘密保護法案」の内容が良いのか悪いのか置いといて、この「特定秘密保護法案」のおかげで、この国のメディアが狂ってるって事や、頭のおかしい特殊な人がまだまだようけおるってのを浮き彫りにした。

個人的には、最長60年も秘密にできるとか、秘密指定を解除された情報の取り扱いとか、そういう点をもっと掘り下げて聞きたかったんやけど、そういう事がほとんど聞かれんかったのは残念やけど、この法案成立はこれで良しとします。

あとは、情報公開法や公文書管理法を見直して、そういうとこを強化してくれりゃええ。

とにかく、これで「普通の国」への第一歩を踏み出したって事なんで、とりあえず、めでたしめでたしと。

詳細記事&コメント投稿

聞かないマスコミ 答えない政治家


次の記事 TOPに戻る
Amazon.co.jpロゴ
i-mobile
モッピー | お金がたまるポイントサイト

ぶんぐ占い
心理テスト