◆ 国立大 人件費抑制で現場混乱

ノーベル賞3年連続受賞で喜んでる裏で…

様々な大学が財政難になった理由にあげている運営費交付金とはどのようなものか。運営費交付金とは、国が人件費・物件費など大学の基盤となる経費として渡す交付金。国が各大学から提出される次年度の収入と支出の見積もりを積み上げて、収入の不足分を予算として計上する。運営費交付金は国立大学の収入の3〜4割を占めている。国立大学は運営費交付金のほか、授業料や病院収入等を合わせて運営している。

2004年に国立大学が法人化されて以降、運営費交付金はほぼ毎年度減額されている。2004年度には1兆2415億円(全大学合計)だったが、今年度は1兆945億円で、2004年度から段階的に1470億円、11.8%減った。


大学が財政難になってると。

アベちゃんは、どの口が「科学立国」とか言うとんのやろね。

日本は明治以来、人材育成に力を入れてきて、150年経ってようやく花開いてきたのに、やれ「コストカットだ」、やれ「合理化だ」っちゅうて、こういうとこの予算を真っ先に切る。

企業なら、結果の出ん事にいつまでもカネかけてられんってのはええんやけど、国がこういう事をやるとねぇ。

基礎研究費、全体の15%=実用重視の傾向続く―ノーベル賞の大隅さん、重要性訴え

大隅さんは3日の受賞決定会見で「必ず良い成果につながるというのは難しい。(社会が)余裕を持って見守ってくれるのが望ましい」と話した。14年にノーベル物理学賞を受けた天野浩名古屋大教授も当時、「(基礎研究で)芽が出るかどうか分からない。出なくても他の人の参考になる」と意義を説明するなど、歴代受賞者は基礎研究の重要性をたびたび訴えてきた。それでも流れが変わらないのはなぜか。

生命科学に詳しいJT生命誌研究館の中村桂子館長は「ノーベル賞の時だけ騒がれるが、基礎研究は人間が生きていく上で何かを知りたいという欲求の表れであり、大事にしなければならない。その理解が社会に欠けているのではないか」と指摘している。


役に立たん研究にはカネを出さんってなったら、もう大隅教授みたいなノーベル賞受賞はなくなるし、目先の利益しか追わんようになって、研究自体が浅いもんになってまう。

こんな事やってりゃ、隣の国みたいに「ノーベル症」になってまうで。

いや、もう遅いんかもしれん。

2004年度から徐々に減らし始めとるんやし、このままもう10年もすりゃノーベル賞が取れん国に成り下がってるかもな。

その頃には、中国から出だして、「何故、日本人はノーベル賞が取れないのか」みたいな事になってると。

そういう景色は、あんまりみたくないんで、オリンピックで2兆だの3兆だの簡単に言うなら、こういうとこの1兆2千億円ぐらい削らんといて欲しいもんです。




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