◆ 電通過労死「鬼十則」背景か

「鬼十則」が悪いってな話やけど…

吉田秀雄

1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2.仕事とは、先手々と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4.難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6.周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7.計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚みすらない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
5、6以外はそうおかしな事言うとらんと思うけどなぁ。

5、6にしても、「ほんまにそうしろ」って話やなくて、「それぐらいの覚悟を持て」って話やろ?

まぁ、過労死認定されとるから、この「鬼十則」が働き方に繋がってるんで、これが悪いって話も分からんでもないけど、10/8の瓦版でも書いたけど、結局は…

高橋さんのメッセージからは、上司から「髪がボサボサ、目が充血したまま出勤するな」「女子力がない」と言われるなどのパワハラをうかがわせる内容もあった。


「パワハラ」という名のいじめが原因なんやと思うな。

重労働と恋愛関係のもつれで、メンタルが弱ってるとこへのパワハラ(虐め)。

今の若者の虐め自殺と同じ構図ですわ。

で、虐め自殺の度に思うのが、何で逃げんのかって事なんやけど、この子も何で「辞める」って選択肢がなかったんやろな。

まぁ、東大卒業して、せっかく電通に入ったのに辞めるなんか考えられへんってのも分からんでもないけど、元々メディア志望やったんやし、美人で東大卒って肩書きがありゃ、電通みたいなメディアの裏方やなくて表に出る方にもすぐに行けたやろうにねぇ。

そういう選択肢って取れんのやろか?

それともう1つ気になるのが…

「仕事も人生もとてもつらい。今までありがとう」。高橋さんの母、幸美さん(53)のもとには亡くなる直前、このようなメールが届いていた。

びっくりした幸美さんはすぐに電話して「死んではだめ」と伝えたが、まつりさんは「うん、うん」というだけだったという。


虐め自殺もそうやけど、こうやってSOSが出とるのに、何で止める事ができんのかってとこな。

小中学生の虐め自殺にしたって親は薄々感づいてるはずやろ。

まぁ…

中学生のときに離婚した幸美さんは、女手一つで2人の子供を育てた。まつりさんは「一流企業に就職し、お母さんを楽にしてあげたい」と東大に現役合格するほどの親孝行だったという。


こういう「よい子」やから、親に心配かけたくないって心理が働くんやろうけど、虐め自殺と同じで根本的な原因は「よい子」に躾けるとこにあるような気がするな。

オイラもそうやけど、「よい子」に育たたんかったヤツってのは、「自殺」って選択肢自体がないと思う。

何にしても、「よい子」に育てるのも結構やけど、まず第一に親より先に死ぬのは最大の親不孝って事をしっかり教える事ですな。

病気や事故で親より先に死んでも親不孝やのに、自殺なんか尚更。

とにかく、「死なない」、「死ぬぐらいなら逃げる(辞める)」って事を第一に教えてあげて欲しいもんです。




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