◆ 「福島さん」と避難者いじめ

ガキってのは残酷やからねぇ。

生徒が朝日新聞の取材に語った内容によると、昨年夏ごろから一部の生徒に「避難者」と呼ばれるようになり、「福島から来たからお金ないんだろ」「貧乏だからおごれないの?」「避難者とばらすよ」などと言われ、今年になってコンビニでドーナツやジュースなどをおごらされるようになったという。出たごみは「あげるよ」などとかばんに詰め込まれた。教科書やノートがなくなり、教室の隅でページの一部がない状態で見つかったこともあったという。

生徒は「小学校のときから『菌』『福島さん』といじめられてきたので知られたくなかった。お金で口止めできるのならそれでいいと思った」と話した。


こうなってくると、福島姓ってだけでだけで虐められるやろな。

関西じゃ(オイラがガキの頃だけかもしれんけど)、馬場姓がもれなく「うんこ」っていじられるみたいな感じでな。

それにしても、「菌」は新潟でもあったけど、親が「移る」って教えとるんやろか?

広島に原爆が落とされた時も、「ピカの毒が移る」ってな事が言われてたみたいやけど、70年経った今でも変わらんって、アホ過ぎるやろ。

まぁ、ガキは悪い事は教えんでもするから、親から教えてもらわんでも、こうなってる可能性はあるけど、それでも発端は「大人の噂」なわけで、大人がそういう感覚でおるから、ガキがこういう反応 をする。

「虐めをなくせ」って言う大人が陰でこう思ってるんやから、虐めなんかなくなるわけない。

なので、何度も書いてるけど、「虐めをなくす」って発想はもうやめて、虐めをやったらどういう目に会うかって事を見せつけたらええと思う。

虐めがバレたら、やった方もとんでもない目に会うってのが分かればそれなりに抑止力が働くやろ。

それで、教師が全面的に虐められっ子の味方になりゃ、「先生に言うで」ってのが魔法の言葉になる。

何にしても、「虐めをなくす」って発想やから、「虐めがあると評価が下がる」って思って、隠す方向に走るんで、虐めを見つけた事を評価するようにする事と、虐めには厳罰を以て対応するようにして欲しいもんです。

それと、虐めで自殺にするのはあかんって事を徹底的に教えて欲しいもんです。




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いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか


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