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ぶんぐ瓦版 号外
2012/10/9


◆ 山中氏 繰り返した挫折と再起

発表から6年で取るとはなぁ。

いつかは取ると思ってたけど、こんなに早く取るとは…

ノーベル財団もやるやん(笑)

まぁ、それだけ、この「iPS細胞」が画期的って事なんやろな。

そんな画期的な研究やから太郎ちゃんが150億円も予算をつけたのに、どこぞの「2位じゃダメなんでしょうか?」でおなじみの…

もうええか(笑)

民主党政権になって、「仕分け」とやらで100億円削られて、資金難で、マラソン走ってスポンサー集めまでしてたんやからなぁ。

そんな虐めにあいながらも…

「日本、日の丸の支援がなければ、こんなに素晴らしい賞を受賞できなかった。まさに日本が受賞した賞。感想は一言で『感謝』という言葉しかない」

って言えるんやからなぁ。

どこまでも謙虚な人です。

更に…

「日本に生まれ、日本に育ち、日本という国があったからこそ、ノーベル賞をもらえるような 仕事ができた」

こういう人がこういう事を言うてくれると、ほんま、日本に生まれて良かったってしみじみ思うわ。

売国奴どもに聞かせたいセリフです。

ちゅうか、こういう謙虚な姿勢が、こういう成果に結びついたんやろな。

心の底から尊敬致します。

とりあえず会見動画を。

ノーベル賞受賞の山中教授会見ノーカット<1>

ノーベル賞受賞の山中教授会見ノーカット<2>

ノーベル賞受賞の山中教授会見ノーカット<3>

ノーベル賞受賞の山中教授会見ノーカット<4>

それにしても、整形外科の研修医になって…

手術も不得手で、他の医師が30分で終わる手術に2時間かかった。「向いていない」と痛感した。

「ジャマナカ」って言われたって言うてたけど、そこから…

有効な治療法のない患者に接するうち、「こういう患者さんを治せるのは、基礎研究だ」と思い直した。病院を退職し、89年に大阪市立大の大学院に入学。薬理学教室で研究の基本を学んだ。

20年そこそこでこの成果やからなぁ。

まさに「適材適所」って事ですな。

ある意味「ジャマナカ」って言うた人に感謝です(笑)

いつかはiPS細胞に辿り着いたやろうけど、山中教授がおらんかったら、ここまで早く実現しとらんやろうからな。

で、山中教授のコメントで、個人的に一番うなずいたんが…

「研究者は常識を疑って、教科書を疑って、私を疑って…」

ってコメントなんやけど、何かを発見するっちゅうのは、こういう事やねんな。

いわゆるA級戦犯を考えるでも書いたし、常々書いとるんで、昔からの読者さんには耳にタコやろうけど、研究者に限らず、「常識」とされてるもんを鵜呑みにせず、疑って、自分の頭で考えるっちゅうのは、生きていく上でも重要な事。

これとは逆に常識を信じて、それを如何にたくさん知ってるか、覚えたかっちゅうのが「勉強ができる」って事。

この辺がノーベル賞での東大と京大の差なんやと思う。

「疑う」っちゅうのは、「真理」を知る為の第一歩。

与えられた「常識」をいくら知ってても、疑って、自分で考えん事には「真理」には辿り着かんねんな。

表面上の事をいくら知ってても、本質を理解せんと、テストで点数は取れても、他人に教える事ができん。

それは、「知ってる」って言えんねんな。

それに「対応力」とか「判断力」っちゅうのは、疑う事でしか身につかん。

ノーベル賞うんぬんは別にしても、まずは、疑う事、自分の頭で考える事を実践しましょう。

親御さんは、子供の「何で?」「どうして?」を大事にしてあげて、一緒に考えてあげて下さい。

何にしても、山中教授、ノーベル賞受賞おめでとうございます。

1日も早く実用化される事を祈っております。

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「大発見」の思考法/山中伸弥, 益川敏英

生命の未来を変えた男 山中伸弥・iPS細胞革命


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