ぶんぐ瓦版 号外
2014/2/16
◆ 銀の葛西 団体で悲願達成へ
飛距離だけやったら金メダルやねんけどなぁ。
まぁ、スキージャンプは、ビンディング位置の「57%ルール」やら、スキー板の長さの「146%ルール」やら、ウェアの規定やら、ルール変更に次ぐルール変更やから、「レジェンド葛西」は、そんな事でグチを言わんか。
「いやぁ〜、もうちょっとで、金に届きそうだったんですけど、まぁうれしい半分、いや、6−4くらいでちょっと悔しいですね」
悔しさ「4」か。
それにしても、41歳で銀メダルかぁ。
年も近いし、アルベールビルから名前だけは知ってたけど、原田雅彦、岡部孝信、船木和喜と同時期やし、キャラクターの原田にスーパースターの舟木の陰に隠れて、あんまりよう知らんかったんやけど…
葛西紀明 レジェンドの原点は「金メダルが妹の病を治す」
こんな苦労人やったとはなぁ。
葛西選手がこれまで歩んできた道のりは、決して平たんなものではなかった。家は貧しく、病気を理由に働こうとしない父親にかわって母・幸子さんが働き家計を支えた。それでも、近所から米やお金も借りなければ暮らしていけなかった。
'92年に続き、'94年のリレハンメル五輪の代表選手に葛西は選ばれたが、このとき、高校に入学したばかりの妹の久美子さん(36)が病魔に襲われる。再生不良性貧血。
「僕が金メダルを取れば妹の病気が治るような気がする」(葛西選手)
リレハンメル大会で葛西は善戦し、団体ラージヒルで日本チームは銀メダルを獲得した。その後、久美子さんの病気は回復したものの。また2年後に新たな悲劇が葛西家を襲う。家に放火され、幸子さんは大やけど負った。皮膚移植を繰り返したが、結局、11カ月後に亡くなった(享年46)。
こういう話を聞くと、この銀メダルは尚更泣ける。
ちゅうか、放火って…
そんなお母さんへの思いが、個人ブログニ載ってたんやけど…
続【ソチ五輪日本選手団主将】葛西紀明:母からの手紙「絶対におまえは世界一になれる」
貧乏と闘いながら必死で働いて僕たちを育て、ジャンプまでやらせてくれた母には、いくら感謝をしてもし足りません。
金メダルを取って家を建ててあげる約束を果たせなかったのが、本当に残念で……。
ほんま、泣ける…
お母さん殺されてるのに、「復讐心」とかそういうんやなくて、それでもジャンプをやり続けてるのがすごい。
葛西本人のブログにも(4年前やけど)…
今日は母さんの命日
この銀メダルには色んな思いが詰まってるんやろな。
ちゅうか…
ソチ10日目
ピーピーピーの下痢ピー(>人<;)
あのピロシキ腐ってやがったべーーーー!|( ̄3 ̄)|
2日前は下痢やったんかい(笑)
41歳で顔文字使いまくってるってとこが、葛西の人間性を表してるっていうか、こんな苦労人やのに、そんな苦労は微塵も見せず、明るく振る舞えるってのが、ほんま尊敬する。
気配りができるっていうか、どこまでも優しい人なんやろな。
あとは、悲願の金メダルか。
98年の長野五輪は団体で金メダル。日本中が沸いたが、葛西自身は大会直前のけがなどでメンバー落ちしていた。その悔しさを糧にジャンプ生活を続けてきた。
「うーん。7割くらいは(悔しさを)晴らせたんじゃないでしょうかね。あとの3割は、まだ団体戦も残っていますし、金メダルを狙えるくらい日本チームはレベルが上がっている。そこで晴らしたい」
ラージヒルの決勝に4人進んだのは日本とチェコだけやし、合計点でも日本が圧倒的に上。
是非とも、団体戦で金メダルを取って、妹さんに届けて、天国のお母さんに報告して欲しいもんです(銀メダルで十分立派やけど…)。
何にしても、葛西選手、銀メダルおめでとうございます。
団体戦も応援しております。
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