奈良県天理市の並河健市長(38)が公務で東京に出張した際、宿泊先に派遣型風俗店の女性従業員を呼んでいたと31日発売の週刊新潮が報じ、並河市長は同日、報道陣の取材に対し、内容が事実であると認めた。
並河市長は「道徳的に不適切なことであり、市民や職員、家族の信頼を傷つけたと深く反省している」と謝罪した。
週刊新潮によると、並河市長は今年2月と6月の2回、東京出張中に女性をホテルに招き、風俗サービスを受けたという。報道陣に対し、支払いは「プライベートなお金だった」と話した。
「第一印象は乱暴そうな人ではないなと。洗面台にロクシタンやクリニークといったブランドの化粧品があって、身体からはローズの香りをさせ、清潔感がありました」
と証言するのは、市長のお相手をした20代半ばのマッサージ嬢だ。同店は客が受け身の形になるシステムだが、
「彼は“したい”“入れたい”と2〜3回言ってきて、私も断っていたんですけど……」
交渉の末、5000円で“本番”行為に及んだという。
管理売春とは違うため、罰則は伴わないものの、れっきとした違法行為である。当の並河市長に取材をすると、当初は「記憶にない」と回答したものの、その後、“本番要求”を否定した上で、「性的サービスが伴う店を、出張中、2度利用したことは深く反省したい」と認めた。