映像ニュースはコチラ↓福岡県警八幡東署は23日、飲食店で女性店員にけがを負わせた傷害容疑で千葉県の会社員男性(30歳代)を誤認逮捕したと発表した。
同署は男性を約9時間50分後の22日夜に釈放した。「裏付けが不十分だった」と説明している。
発表によると、昨年5月4日午後8時20分頃、北九州市八幡東区の飲食店で、注文と違う料理が運ばれてきたことに腹を立てた客の男が、アルバイト店員の女性(41)にコップを投げつけるなどして軽傷を負わせる事件が起きた。
同署は店に駐車していた車の情報などから男性を割り出し、22日午前に逮捕。しかし、男性は「身に覚えがない」と容疑を否認。その後の捜査で男性が店にいなかったことが分かり、同署は男性に謝罪した上で釈放し、新たに浮上した山口県防府市古祖原、自称会社員谷藤龍樹容疑者(31)を23日、同容疑で逮捕した。谷藤容疑者は「はっきり覚えていない」と容疑を否認しているという。
店の駐車場に止めてあった乗用車の目撃情報などから、千葉県内の男性会社員が浮かび、被害女性に顔写真を確認してもらった。
同署の松本正樹副署長は「関係者に深くおわびし、客観的な証拠の収集など適正な捜査に努める」と話している。