18歳(当時)の長女に加熱式たばこを買い与えたとして、神奈川県警は25日、母親(44)=横浜市栄区=を未成年者喫煙禁止法違反(親権者の不制止)の疑いで書類送検し、発表した。母親は調べに「紙巻きたばこを注意してもやめず、加熱式たばこの方が健康面でまだましだと思った」と供述しているという。
県警によると、母親は長女が喫煙していることを知りながら、今年4月に自宅で加熱式たばこを与え、喫煙を止めなかった疑いがある。長女が5月に職務質問を受け、所持品から器具が見つかっていたという。
第三条 未成年者ニ対シテ親権ヲ行フ者情ヲ知リテ其ノ喫煙ヲ制止セサルトキハ科料ニ処ス
加熱式は税法上「パイプたばこ」に分類され、税額は使用する葉タバコ1グラムにつき紙巻きたばこ1本と同じ約12・2円。1箱当たりだと紙巻き(20本入り)の約244・9円に対し、加熱式は葉タバコの使用量がブランドで異なり約34・3〜約206円と幅がある。