1日午後6時15分ごろ、京都府京田辺市河原食田の近鉄京都線新田辺駅で、同市内の中学3年の女子生徒(15)が、通過しようとした奈良発京都行き特急(4両編成)にはねられ死亡した。京都府警田辺署は、自殺の可能性もあるとみて詳しい原因を調べる。
同署などによると、特急が同駅にさしかかったところ、女子生徒がホームから線路内に入るのを発見、急停車したが接触した。女子生徒は両親ら家族とホームにいたが、事故の約5分前に「ちょっと用事がある」などと話し、1人で離れたという。
発表によると、女子生徒は単身赴任先に戻る父親をJR京都駅まで見送るため、両親ときょうだい3人とで新田辺駅に来ていたが、ホームへの階段を先に1人で下りた後、線路に落ちたという。
遺書などは見つかっておらず、家族は「思い当たることがない」と話しているという。