18日午前8時10分ごろ、大阪府枚方(ひらかた)市上野1丁目の市立殿山第一小学校近くの市道で、乗用車が集団登校中の児童の列に突っ込んだ。府警と枚方寝屋川消防組合によると、同小1〜6年の男女5人と、その後ろを歩いていた同小の隣の中学校に勤める女性教員(55)が頭や腕などにけがをした。いずれも意識はあるという。
府警は、車を運転していた同市上島町、無職北牧(きたまき)貴昭容疑者(21)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。「前を歩いていた子どもたちに気づかなかった」と供述。事故直後には府警に対して「(太陽の光が)まぶしかった」とも説明していたという。北牧容疑者はこの日、大阪市内から帰宅する途中だったという。今年3月に車の免許を取得したばかりだった。
枚方署によると、現場は制限速度20キロで、幅約6メートルの生活道路。小学校の南西角にあるコインパーキング前の幅約1メートルの路側帯を東に向かって歩いていた児童らの列に、後方から北牧容疑者の車が突っ込んだという。小5の女児(10)と小4の男児(9)の2人は骨折などの重傷の疑いがある。事故直後に、北牧容疑者の同乗者の男性が110番通報した。