神奈川県大井町の東名高速道路で今年6月、乗用車に進路を塞がれたワゴン車が大型トラックに追突されて夫婦が死亡した事故で、横浜地検は31日、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)容疑などで逮捕された福岡県中間(なかま)市、建設作業員石橋和歩容疑者(25)について、より法定刑が重い同法違反(危険運転致死傷)に切り替え、暴行罪と合わせて起訴した。
(中略)
地検は、停車時間が短時間だったことに加え、石橋容疑者による「あおり運転」や高速道路上での停車など一連の行為が追突事故につながったとして、危険運転致死傷罪の適用が可能と判断したとみられる。運転をしていない時に起きた事故で同罪を適用するのは異例。裁判員裁判で審理される。
第二百八条 暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、二年以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。