松嶋 クロス(まつしま クロス、1978年7月19日 - )は、関東連合の構成員。日本の音楽プロデューサー、AV監督、日本映画監督協会会員。東京都杉並区出身。本名は、松嶋重。
来歴
暴走族
杉並区立高南中学校卒業。
少年時代から暴走族に加入し、関東連合・永福町ブラックエンペラーのナンバー2となる。当時のエピソードについて雑誌マッドマックスなどでインタビューに応えている。同誌には、当時撮影した、敵対組織の人間にシックスナインや自慰行為を強要した写真を載せるなどもしている。
暴走族時代には、特攻服やバイク、ステッカーなどのデザインや、集合写真の撮影などの広報的な役割をほとんど担っていた。後の海老蔵暴行事件でも、マスコミを使った海老蔵に対するネガティブ・キャンペーンのプロモーションを取り仕切った。
芸能界デビューし同事件や詐欺で逮捕された石元太一は後輩にあたる。また、「アウトローのカリスマ」のキャッチコピーで格闘技の試合などにスポット参戦している瓜田純士は中学の一学年下の後輩であり、ブログを通じて交流をしてる。
AV監督
2000年、「援JOY交際撲滅委員会(九鬼)」でAV監督デビュー。 以後、「恋のゲットバトル」「ピリオドの向こうへ」などの異色作を「レンタルビデオ」界に送り出した。
2002年には「若者の性」をテーマにしたレーベル「BLACK JACK」(トライハートコーポレーション)を一任される。
2003年、当時としては珍しいDVDのみをリリースするAVメーカー「クロスワールド」をAV史上最年少の24歳で設立。
2005年、新たにインジャン古河とAVメーカー『古松映像』(こまつえいぞう)を設立し、ジャパンホームビデオ、ビジュアルインフォメーションプロダクツ(VIP)、ビッグモーカルから作品をリリース、『君とイク!合宿免許9日間/辻本りょう』で「オレンジ通信最優秀監督賞」「ビデオ・ザ・ワールド準優勝」を受賞。
2005年、2006年のMOODYZ感謝祭では、インジャン古河とともにCAMPAKEXというバンドで参加した。
新たに設立したAVメーカー『CROSS』からは、大作『MEWになったおっさん』で「2006年度オレンジ通信編集部が選ぶアダルトビデオ第1位」に選ばれるなど、その他数々の賞を獲得した他、「美少女死姦」「全裸SEX教団」「エロ100人隊」など数々の問題作を立て続けに発表。
そして、2007年6月9日、新宿LOFT/PLUS ONEで行われたインジャン古河とのトークショー『すべてはけじめをつけてから』においてCAMPAKEX解散と監督引退を突如発表。あまりにも突然すぎる解散・引退に一部熱狂的なファンが彼の功績を称え、松嶋クロス本人監修の下、7月に『松嶋クロスを後世に伝える会』が発足。
AV監督引退作品『さっちゃん』は、AV監督日本一を競い合う「D-1 CLIMAX」に出品され、2007年9月にドグマよりリリースし、完全引退した。
音楽プロデューサーという立場で、鼠先輩の芸能界での活躍をサポートした。
2011年2月、松嶋はフィリピンに滞在している小向美奈子に会い、逮捕された際には優秀な弁護士をつけて不起訴まで持っていくといった条件を提示しAV出演の交渉を行った。当初、小向は頑なに拒んでいたというが、辛抱強く交渉を続け出演の了承を得ることに成功。すぐさまフィリピンに撮影クルーを呼び寄せ現地で撮影を行った。