27日午前6時50分ごろ、東京都内の共同住宅で、生後2カ月の三男が寝室のベッドの下に倒れているのを40代の母親が見つけた。三男は搬送先の病院で死亡が確認された。顔にたたかれたような痕があり、警視庁少年事件課は同日、自宅にいた小学校4年の次男(9)が三男をたたいてけがを負わせ、死亡させたとみて、児童福祉法に基づく要保護児童として児童相談所に通告した。
同課によると、次男は発達障害の疑いがあるとみられ、両親ときょうだいの6人暮らし。当時、両親と長女(8)は外出中で、自宅には死亡した三男と次男、長男の3人がいた。
就寝していた次男が三男が泣いていることに気づき、あやそうとしたが泣きやまなかったため、顔をたたいてしまったとみられる。
帰宅した母親が、鼻から出血してぐったりしている三男を見つけ119番通報。駆け付けた救急隊員が警視庁に通報した。