交差点内にこたつを置いて居座ったとして、京都府警下鴨署は23日までに、道交法違反(道路における禁止行為)の疑いで、京都大大学院生の上田雅子(31)=京都市左京区吉田近衛町=、加藤雅俊(26)=同=両容疑者を逮捕した。
同署は2人の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2月25日午後4時50分~同55分ごろ、京都大近くの交差点内にこたつを置き、座り込んで交通を妨げた疑い。
同署によると、通行人から110番があり、警察官が駆け付けたところ、4人が交差点の真ん中で居座っていた。こたつには鍋が載せられていたという。
警察官が注意したところ、リヤカーにこたつを積み込んで大学構内の方向に立ち去った。けが人はいなかった。
第七十六条
3 何人も、交通の妨害となるような方法で物件をみだりに道路に置いてはならない。
第百十九条 次の各号のいずれかに該当する者は、三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。
十二の四 第七十六条(禁止行為)第三項又は第七十七条(道路の使用の許可)第一項の規定に違反した者
京都大吉田キャンパス(京都市左京区)に14日深夜に何者かが侵入し、大学側が撤去した学生の立て看板を運び出して再び設置した問題で、京大は15日、「これらの行為は看過できない。厳正な対処を検討していく」とコメントを出した。
川端署や京大によると、14日午後11時過ぎ、学内の撤去済み立て看板の保管場所に3人が侵入するのを京大職員が防犯カメラで確認し、110番した。大学職員と署員が駆けつけたところ、侵入者は立ち去っていた。保管場所の周囲に設けたフェンスの一部が曲げられていた。その後、集まった学生ら約30人が看板を持ち出した。大学職員と一時もみ合いになったが、けが人はなかったという。
立て看板約20枚は15日午前中、正門前や百万遍交差点の石垣などに再び設置されていた。京大は器物損壊の疑いで被害届を京都府警に出す方針。