西日本豪雨で被災した広島県東広島市の男性(63)が自宅での作業後に熱中症で救急搬送され、死亡していたことが22日、分かった。
消防などによると、18日午後5時半ごろ、路上で「歩行者が倒れた」と119番があり、男性が救急搬送されそのまま死亡が確認された。男性は自宅の土砂を出すなどの作業を終えた後だった。
東広島市によると、男性の自宅がある同市河内町下河内の一部では沼田川沿いの県道33号が崩落。男性の自宅には車で行くことができず、徒歩で行き来していたとみられる。
県などによると、18日は最高気温が35度近く、県内で92人、東広島市消防局管内で6人が熱中症で搬送されていた。
西日本豪雨で災害派遣された自衛隊員27人が、17日までに熱中症やその疑いがあると診断された。隊員らは安全のため分厚い生地の長袖で活動するのが原則。蒸すような暑さが続き、重症者はいないが、あせもや発疹など皮膚の疾患で受診する隊員は100人以上に及んでいる。
◆豪雨被災地でも高温続く
豪雨被災地でも同じく高温となる日が続きます。 復旧作業は大変な重労働となり、体調を崩すこともありますので、いつも以上に熱中症には警戒が必要です。こまめな水分・塩分補給、休憩するなど万全の対策を取り、周囲の方と声を掛け合いながら、無理をせず安全に作業を行うようにしてください。
また、最新の予報によると、厳しい暑さはこの先2週間程度は続き、8月に入ってからもさらに続く可能性があります。体調の管理を最優先に過ごすようにしてください。