恋愛感情がないのに、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使ってうその告白をする通称「ウソ告」が、中学生らの間で流行している。友人からウソ告を迫られ、断ると仲間外れにされることもあるという。神戸市で先月開かれたフォーラムで実態の一端が明らかになり、教育関係者は「恋愛というデリケートな分野だけに、大人も立ち入りにくい。いじめに発展しないよう、注意深く見守りたい」と話す。
「友だちから『お前やってみろよ』という感じで告白するよう迫られ、しなかったらハブられた(仲間外れにされた)」
「ウソ告はよくある」
神戸市内で8月下旬に開催されたスマートフォン(スマホ)の適切な利用を話し合うフォーラム。複数の中学生が「ウソ告」の実態について証言した。
ウソ告とはうその告白の略。ラインなどでうその告白をして、相手が「付き合ってもいい」などと答えたら、「うそだった」などと明かしてばかにする−という流れだ。
インターネット上では、こうしたウソ告のやりとりを表したラインの画像や、ウソ告への対処法を記した文章を幾つも見つけることができる。それらを見ると、ゲーム感覚で急速に広まっていることが分かる。