判決で佐々木裁判長は、女性が当時、相当の酩酊(めいてい)状態にあったと指摘。「松岡被告に乱暴された」とする女性の訴えについて、「雰囲気や声という漠然とした内容では松岡被告を犯人と判断する十分な証拠とは言えず、人違いの可能性がないとは言い切れない」と述べた。
松岡被告は公判中、「その場にいたが、乱暴はしていない」と無罪を主張。検察側は、松岡被告が昨年8月26日夜〜27日未明、準強姦罪で実刑判決が確定した仲間の男(32)と共謀し、東京都内のマンションで女性に酒を飲ませ、抵抗できない状態にして暴行したと主張していた。
上西崇なんやけど、松岡芳春が…上西被告が「レンタルラウンジでBBQしよう」などと声をかけて女性を集めていたマンションは居酒屋などが入る店舗向けビルの最上階。同ビルの関係者は「ゴミを窓から投げ捨てたりあまりにモラルが欠けていて何度か管理会社を通して苦情を言ったが、医者と聞いて驚いていた」と語る。
犯行も卑劣そのものだ。上西被告がLINEで「ヤれるかわかんないけど、ヤる系でいくよ!」などと合コン仲間を招集。飲み会中も「Aちゃんは出来上がってきたからBちゃんを出来上がらせよう」などと綿密に打ち合わせていた。罰ゲームで女性に一気飲みを強要しながら、自分たちはウオツカの瓶に入れた水を飲み、ほとんどシラフでコトに及んでいた。
舵原容疑者は「先輩(松岡容疑者)に誘われた」と容疑を認め、上西、松岡両容疑者は「黙秘します」と口を閉ざしている。
弁護側は「女性は被害に遭った場所や時間を正確に覚えておらず、松岡被告が犯人だと思い込んでいる」と無罪を主張。「被告には被害弁償の意思があり、女性も示談を望んでいたのに検察が意向を確認しなかった」と、公訴棄却を求めた。
東邦大医学部出身の研修医2人と同学部の現役学生が、昏睡(こんすい)状態の少女に性的暴行を加えたなどとされる事件で、さいたま地検は7日、集団準強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕した3人を処分保留で釈放し、発表した。捜査は今後も継続するとしている。研修医2人は別の準強姦罪などで起訴されている。